日吉や綱島では「保育所」をいくら建てても足りない状態が続いています。横浜市こども青少年局は、来年(2022年)4月に向けて認可保育所を新たに建てる必要がある「重点整備地域」として、日吉駅周辺の日吉本町1丁目や日吉1~4丁目、箕輪町1~3丁目と綱島駅が最寄りの綱島東1~6丁目の4カ所を引き続き選び、今月(2021年)9月3日付けで公表しました。
横浜市内では、日吉・綱島駅の周辺と戸塚区の戸塚駅周辺の2カ所が常に重点整備地域となっており、認可保育園の足りない状態が続いています。
市こども青少年局は、来年4月に始まる新年度に向け、日吉駅から徒歩4分ほどの場所に位置する「日吉2丁目」に定員70人、同じく駅から徒歩約4分の「箕輪町1丁目」にも定員60人の認可保育所を新たに設置することを決定。
また、100戸規模の新築マンション建設が進む「綱島西5丁目」でも定員60人の認可保育所を新設し、子母口綱島線に近い「綱島西3丁目」では近隣の保育園が定員80人の認可保育所へ移行する計画としています。
それでも、日吉・綱島では来年春に向けて認可保育所が足りないという状況。市こども青少年局は「(来年4月入所希望者の)応募状況を見なければ分からないが、周辺ではファミリー向けマンションの建築も目立っており、特に駅から近い保育所へのニーズは高い」との見方です。
そのため、すでに運営中の認可保育所が駅近くに“分園”を設けて1・2歳児を保育する「既存施設連携型1、2歳児保育所」の設置も検討しているといいます。
来月10月から11月2日までの期間に受付が行われる新年度の利用申し込み(一次申請)では、日吉・綱島の認可保育所にどのくらいのニーズがあり、定員超過がどの程度起きるのでしょうか。
【関連記事】
・<2021年4月>希望する認可保育所に入れない「保留児童」は港北区で356人(2021年5月6日)
・5年で3000人近く増加、日吉の「住民急増エリア」で見せつけた光景(2021年9月6日、今後もさらに人口は増える見通し)
【参考リンク】
・認可保育所「整備が必要な地域一覧」(横浜市こども青少年局、2021年9月3日付けで更新)
・令和4(2022)年4月に開所予定の保育所等について(横浜市こども青少年局)
・港北区 保育所情報(来年4月入所となる「令和4年度」の利用申請についても)