日吉駅でJR東日本系が「ベビーカー」貸出サービス、東急沿線に初の展開 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

日吉駅構内で、また新たなレンタルサービスが登場します。JR東日本系のベンチャーが展開するベビーカーの貸出サービス「ベビカル」がきょう(2021年)7月15日(木)から「日吉東急アベニュー」の正面玄関前に設置されます。JR東日本傘下の法人による事業ながら、子育て世帯の多さを背景に東急沿線へ初めて進出しました。

JR東日本グループが4月から始めたベビーカーレンタル「ベビカル」の公式サイト

「ベビカル」は、スマートフォンに表示したQRコードを活用し、外出先で1時間250円(以後30分100円、12時間最大1500円、0時から8時までの時間帯は課金無し)でベビーカー(生後1カ月~4歳用)が借りられるサービスで、インターネットから事前予約も可能です。

なぜ、駅にはベビーカーのレンタルがないのだろう」というJR東日本グループの社員による素朴な疑問を機に、グループ内の新事業コンテストへの応募を経て、事業化にいたったといいます。

「ベビカル」の設置イメージ(ニュースリリースより)

JR東日本傘下の広告代理店である株式会社ジェイアール東日本企画(東京都渋谷区)が中心となって、運営法人の「JREベビーカーシェアリング有限責任事業組合」を設立し、今年4月22日にサービスを開始

当初は横浜駅や新宿駅、東京駅など18カ所のJR東日本エリア内の主要駅にのみ貸出スポットを設けていましたが、株式会社東急百貨店(東京都渋谷区)から設置への協力が得られたことから、「子育て中のパパやママの需要がある所」(運営法人)ということで、日吉駅構内に直結している日吉東急アベニューの正面玄関前への設置が決まったといいます。

JR東日本系のベンチャーながら「共感いただけるところに広げていきたい」(同)とグループ外にも設置個所を増やしていく考えです。

日吉東急アベニューの正面玄関前に3台のベビーカーを設置する予定

日吉東急アベニューには3台のベビーカーを設置する予定で、専用サイトで会員登録のうえ、利用する形となります。なお、ベビーカーの設置場所は、9月下旬までに全国29カ所となる予定です。

日吉駅の構内では、モバイルバッテリーレンタル「充レン」や傘レンタル「アイカサ」など、大学の最寄り駅ということもあって比較的早い段階で“無人レンタルサービス”が始まっており、今回も子育て世帯の多さを背景として、いち早く導入されることになりました。

【関連記事】

<東急電鉄>定期券客へ一歩踏み出したサービスを提供、使い放題など実験(2021年4月16日、「充レン」や「アイカサ」も対象)

日吉駅に「モバイルバッテリー」貸出スタンド、全国展開へ先行設置(2020年3月18日、その後、綱島駅にも設置)

北加瀬の「コトニアガーデン」に全13テナント開店、4/21(土)にまちびらきイベントも(2018年4月3日、JR東日本グループによる子育て世帯を意識した再開発)

【参考リンク】

外出先でのベビーカーレンタルサービス「ベビカル」公式サイト(会員登録・予約など)


カテゴリ別記事一覧