緊急事態宣言下だった今年(2020年)4月に行われた横浜市営住宅の春募集(4月募集)では、「日吉本町ハイツ」(日吉本町3)や「サンヴァリエ日吉(市営分)」(下田町4)、「コンフォール南日吉D棟」(日吉本町4)など日吉エリアの住宅を中心とした募集に対し、最大で54.0倍の高い競争倍率となりました。
計3戸募集の「日吉本町ハイツ」(全57戸)は一般世帯向け物件で39倍、単身者も可能物件は54倍の高さ。こちらも計3戸募集の「サンヴァリエ日吉(市営分)」(全93戸)では、一般世帯向け物件が19倍、子育て優遇物件は43倍に達しています。
横浜市がUR都市機構から1棟を借り上げる形で市営住宅としている「コンフォール南日吉D棟」(全114戸、市営南日吉住宅と一連の敷地内)は、計4戸の募集に対し、一般世帯向け物件が21.7倍、子育て世帯専用物件は12倍となりました。
このほか、日吉6丁目の「さかえ住宅」(全180戸)では、子育て優遇物件2戸と単身者用2戸の募集があり、子育て優遇は4倍、単身者用が10倍。日吉3丁目の民間物件を借り上げた「オルミー日吉」(全17戸)は一般世帯向け1戸の募集に対し14世帯が応募し、14倍となっていました。
市営住宅の「2020年春募集」における港北区内物件の応募状況と競争倍率は以下の通り。
<一般世帯向け>
- サンヴァリエ日吉(市営分)(下田町4):募集2/応募38(19.0倍)
- 日吉本町ハイツ(日吉本町3):募集1/応募39(39.0倍)
<一般世帯向け借上型>
- オルミー日吉(日吉3):募集1/応募14(14.0倍)
- コンフォール南日吉D棟(日吉本町4):募集3/応募65(21.7倍)
<一般世帯向け単身者可>
- 日吉本町ハイツ(日吉本町3):募集2/応募108(54.0倍)
<子育て世帯専用>
- 大豆戸町住宅(大豆戸町316):募集1/応募15(15.0倍)
- 南日吉住宅(日吉本町4):募集1/応募12(12.0倍)
<子育て世帯専用借上型>
- コンフォール南日吉D棟(日吉本町4):募集1/応募12(12.0倍)
<子育て優遇>
- サンヴァリエ日吉(市営分)(下田町4):募集1/応募43(43.0倍)
- さかえ住宅(日吉6):募集3/応募12(4.0倍)
<高齢二人世帯向け>
- 大豆戸町住宅(大豆戸町316):募集1/応募28(28.0倍)
<高齢二人世帯向け借上型>
- ポレポレ・K(北新横浜2):募集1/応募5(5.0倍)
- グランドュ-ル鳥山(鳥山町649):募集2/応募8(4.0倍)
<単身者用>
- さかえ住宅(日吉6):募集2/応募20(10.0倍)
<高齢単身者用借上型>
- ポレポレ・K(北新横浜2):募集2/応募34(17.0倍)
- グランドュール鳥山(鳥山町649):募集1/応募8(8.0倍)
【関連記事】
・市営住宅の倍率トップは「サンヴァリエ」、綱島東と南日吉も激戦(2019年7月8日、前年同時期はさらに高い倍率だった)
【参考リンク】
・横浜市営住宅の抽選結果について(横浜市建築局、2020年7月1日)
・横浜市内の市営住宅一覧(港北区は計857戸=うち借上型は342戸)