再開発が一部完成した箕輪町で、新年度も「綱島街道」拡幅予算化は見送り | 横浜日吉新聞

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きょう4月1日から始まった新年度(2020=令和2年度)も、箕輪町内の綱島街道を拡幅するための予算化は見送られました

綱島街道の「日大高校入口」交差点付近、奥では「プラウドシティ日吉」の工事が続く(3月31日)

港北区は昨年度、横浜市の各部局に予算化の提案を行う「区提案反映制度」を使い、「日吉・綱島地区では住宅開発等に伴い、段階的に住民の増加が見込まれることにより、今後も人や車両の増加が見込まれるため早急な対応が求められます」(区提案反映制度調書)として、綱島街道(東京丸子横浜線)のうち、箕輪町など未着手区間の早期拡幅へ向けた予算化を求めました。

これに対し市道路局は、現在は綱島街道の綱島地区(北綱島交差点~綱島駅東口)で拡幅へ向けて事業化していることから、「事業中区間の進ちょく状況等を見ながら、効率的、効果的な整備を検討し、順次事業化を図っていきます」(市道路局)として今年度は予算化を行いませんでした。

「プラウドシティ日吉」の一部マンション棟は完成し、入居が始まっている(3月31日)

一方、箕輪町2丁目では今月4月1日から1320戸のマンションを中心とした大型再開発「プラウドシティ日吉」の一部が完成し、マンションへの入居が始まったり、間もなく商業施設がオープンしたりと、居住者と来訪者の大幅な増加が見込まれています。

再開発地から日吉駅へアクセスできる唯一といえる存在が綱島街道だけに、安全な歩道整備や路線バスの遅延対策などへの対応が望まれます。

【関連記事】

日吉・綱島・高田に関係する「道路計画」、綱島街道などの進捗状況(2019年11月11日)

綱島東エリアでの「綱島街道」拡幅、2023年3月までに“一定の進捗”図る(2018年3月15日、綱島側は事業化している)

【参考リンク】

港北区による「提案項目一覧」(2020年3月25日)

東京丸子横浜線(綱島地区)※北綱島交差点~綱島駅東口間の拡幅計画


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