北綱島小が「文科大臣表彰」を受賞、地域と連携した安全防災教育が評価される | 横浜日吉新聞

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このほど北綱島小学校(綱島西5)が地域との協働活動が他の模範と認められ、「文部科学大臣表彰」を受賞しました。綱島西や綱島台を中心に日吉本町も含めた周辺地域と連携した安全防災教育が評価されました。

綱島郵便局(綱島台)の近く、北綱島特別支援学校の並びにある北綱島小学校

同校では、2009年度から地域や保護者の代表ら14人から成る「学校運営協議会」を設けて地域連携を図る一方、2014年度には地域のボランティアをコーディネートするための「北綱ほっこりサポーター」と名付けた組織も活動を開始。両者は連携しながら、小学校で行われる安全防災教育において、消防団や家庭防災員などさまざまな地域住民を学校へ派遣しているといいます。

学校と地域が連携することは、教育水準の向上や災害などの緊急時対応がスムースになるなどの効果があるとされており、文部科学省は「地域学校協働活動」と名付け、法律に盛り込むなど積極的に行うよう促しています

地域の祭りとして大掛かりに行われている「北つな夏まつり」

1978(昭和53)年創立の北綱島小学校は比較的新しい学校ながら、地域と学校による大掛かりな秋の「防災訓練」をはじめ、夏季の「北つな夏まつり」開催など、地域と学校が連携した活動がさかんなことでも知られており、こうした素地が表彰につながったといえそうです。

同校の昆しのぶ校長は、「長く続けるためにも、地域と学校の双方にメリットがある活動にしていきたい」と話し、今後も積極的な連携に期待を寄せています。

なお、同小学校の通学区は綱島西5丁目綱島西4・6丁目と綱島台の一部に加え、日吉本町4丁目の15番から28番となっており、2018年5月現在の生徒数は660人とのことです。

【参考リンク】

北綱島小学校の公式サイト(他校に比べ防災に関する資料も目立つ)


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