一足早い冬の楽曲をクラマックスに――慶應ワグネルのチェロ・パートが、楽器の魅力を伝える演奏会への準備を、「団員一同」が想いを込めて、着々と進めています。
1901年創立で日本最古のアマチュア学生音楽団体である慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラのチェロパートによるアンサンブル演奏会が、今週末(2018年11月)24日(土)18時(開場:17時45分)から、日吉駅前・慶應義塾大学日吉キャンパス内にある協生館2階の藤原洋記念ホール(藤原ホール・日吉4)で行われます。
恒例となっている同パートの演奏会は、3年前から藤原ホールで行われ、今年で4回目の開催になります。
チェロは“豊かな低音”から“華やかな高音”まで4オクターブを超える音域を持ち、弦楽器の中で最も広い音域を演奏できる楽器とのこと。
今回の演奏会では、「チェロが持つ幅広い音域を生かしながらも、チェロをギターのように弾いたり、打楽器のように用いたりと、たくさんの演出を盛り込んでいます」と、同パートの広報担当者。
当日は、クレンゲルの「賛歌」、ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第1番」といったチェロ奏者にとっては馴染み深いという曲目や、「タイタニック」メドレー、「ミッション:インポッシブル」のテーマといった人気の映画音楽、「ジョジョの奇妙な冒険」オープニングテーマ(OP)メドレー、ポップス曲のカバーなど、他ジャンル・多様な曲目を披露する予定とのことです。

「ワグネル チェロパート」のツイッター(写真)では、チェロ演奏会の曲目紹介や、演奏に賭ける意気込みを紹介している
総勢20名による、“近年にはない規模”だという全体合奏では、アストル・ピアソラの「ブエノスアイレスの冬」、アンダーソンの「そりすべり」を演奏予定とのことで、「皆様に、“一足早い冬”をお届けします。全11曲のうち9曲は、本演奏会のためにメンバーが編曲した特別バージョンとなっています。普段はクラシック音楽に馴染みのない方でも楽しめるプログラムに仕上がっていますので、ぜひお気軽にお越しください」と、当日の多くの来場を呼び掛けています。
「チェロの魅力にとりつかれること間違いなし」と、同パートの団員一同が意気込み、練習を重ねてきたという、一年に1回のチェロ演奏会。
告知のためのツイッターも毎日投稿しているとのことで、演奏会の雰囲気も、事前に細やかに感じることができそうです。
なお、演奏会当日は入場無料・全席自由、事前予約も不要とのことです。
【関連記事】
・最多人数でクリスマスの夜彩る公演、日吉の丘フィルが「本拠地」藤原ホールで(2018年11月5日)※同セクションメンバーも所属
・<慶應ワグネル>晩秋の日吉に響く金管・打楽器コンサート、11/17(土)夕刻に(2018年11月15日)
【参考リンク】
・慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ公式ホームページ
・慶應義塾大学日吉キャンパス協生館の公式サイト(藤原洋記念ホールへのアクセス)