最多人数でクリスマスの夜彩る公演、日吉の丘フィルが「本拠地」藤原ホールで

横浜日吉新聞

今年は過去最多の団員数で日吉の夜を彩ります。2013年設立、慶應義塾大学や同大学の附属高校ゆかりの有志による管弦楽団・日吉の丘フィルハーモニーは、恒例となった年末コンサートを、来月(2018年12月)25日(火)18時30分(開場:18時)より、日吉駅前の慶應義塾大学日吉キャンパス協生館2階・藤原洋記念ホール(日吉4)で開催します。

今年はクリスマスの夜に日吉の丘フィルハーモニーの年末コンサートを楽しめる!新たに主宰者となった尾形舜(しゅん)さん(左)、同フィル創設者で前主宰者の村松琢麻(たくま)さんと慶應義塾大学藤原ホールが入る協生館をバックに

今年はクリスマスの夜に日吉の丘フィルハーモニーの年末コンサートを楽しめる!新たに主宰者となった尾形舜(しゅん)さん(左)、同フィル創設者で前主宰者の村松琢麻(たくま)さんと慶應義塾大学藤原ホールが入る協生館をバックに

初コンサートから6年目、今回で計7回目を数える同フィルのコンサート。毎年、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラや慶應Kプレミアムオーケストラ、慶應義塾アインクライネスオーケストラや慶応義塾大学医学部管弦楽団など、慶應義塾在学中の大学生に加え、慶應義塾高校(塾高)や慶應義塾女子高校、慶應義塾湘南藤沢高等部などの高校生も参加し、それぞれに所属する団体・部活動などにプラスして、“日吉の丘”に集うスタイルでの運営を行っているのが特徴です。

今回の公演から、新たに同フィルを主宰する尾形舜(しゅん)さんは、「過去最多の95人もの演奏者がステージに昇る予定です。」と、慶應義塾大学や高校に関連するオーケストラ・吹奏楽部などのメンバーの他、他大学からの参加も増えていることを明かします。

同フィルの創設者で、前主宰者の村松琢麻(たくま)さんからの“世代交代”で新たな大役を担う尾形さん。「運営メンバーも初めて14人となるなど、こちらも過去最多のメンバーで準備をすすめています。一人ひとりが“日吉の丘”を大切に想っている証なのでは」と、年代や学校、所属の違いを越え、演奏することの意味を改めて感じる日々だといいます。

慶應普通部からホルン演奏、日吉の丘と出会いオーケストラへ

尾形さんは、千葉県流山市の出身。「小学校時代に吹奏楽と出会い、トランペットを吹いていました」と、懐かしいふるさとでの音楽との出会いについて語ります。

今回の「年末コンサート」の案内は、主宰の尾形さんがデザインし作成した。ラプソティー・イン・ブルーらしいアメリカの風景に、クリスマスらしさもアレンジしたという(日吉の丘フィルハーモニー提供)

今回の「年末コンサート」の案内は、主宰の尾形さんがデザインし作成した。ラプソティー・イン・ブルーらしいアメリカの風景に、クリスマスらしさもアレンジしたという(日吉の丘フィルハーモニー提供)

慶應義塾普通部(中学校=日吉本町1)時代の音楽部に入部後は、今も奏でるホルンに楽器を変更。当時、同部のコーチをしていた前主宰の村松さんと出会い、そのつながりから、慶應義塾湘南藤沢高等部(藤沢市)に進学後、吹奏楽部に在籍しながら、高校2年生、第4回目(2015年)の公演から、同フィルでの演奏にも参加しています。

「吹奏楽のジャンルではなかなか経験できない、クラシック音楽を奏でるオーケストラの演奏機会に恵まれ、感激したんです」と、尾形さんは、日吉の丘フィルでの経験も活かし、慶應義塾大学進学後もワグネル・ソサィエティー・オーケストラのオーディションに合格。オーケストラの団員として4年間を歩む道を決意したといいます。

現在、藤沢キャンパスの環境情報学部に通う尾形さんですが、ワグネル・オケでの活動も含め、日吉で過ごす時間が増えているなか、「慶應ゆかりのオーケストラということで、日吉の丘フィルを運営していますが、メンバーたちとも、“日吉を本拠地に”ということで、最近では、藤原ホール(藤原洋記念ホール)で継続して活動をしていきたいと話し合い、こちらも決意を固めたところです」と、他の大規模ホールなどの開催も視野に入れてきたものの、「日吉で演奏する、藤原ホールで演奏するからこそ、“日吉の丘フィル”」との想いを新たにしているとのこと。

藤原ホールを「本拠地」に、日吉に根差す“シティ・オケ”目指す

指揮・ピアノ独奏は、若手指揮者として知られる泉翔士さん。ピアノ奏者としての活動も活発に行う泉さんらしい「弾き振り」にも注目したい(日吉の丘フィルハーモニー提供)

指揮・ピアノ独奏は、若手指揮者として知られる泉翔士さん。ピアノ奏者としての活動も活発に行う泉さんらしい「弾き振り」にも注目したい(日吉の丘フィルハーモニー提供)

今回の指揮・ピアノ独奏は、東京音楽大学(東京都豊島区)出身の若手指揮者として知られる泉翔士さん。現在、医療系学部の学生を中心とする吹奏楽団「医科学生ウィンドオーケストラ」で指揮者を務めていることもあり、泉さんを慕う医学部や、看護系の学校に在籍する学生が多く参加しています。

山梨、秋田といった遠方の医学生が参加してくれていることも、今回の日吉公演に向けての大きな励みになっていい、「特に、秋田からのメンバーが、遠く練習にわざわざ通ってきてくれているのは、本当に嬉しく感じています。さまざまなオーケストラ、所属楽団などで、それぞれが日々感じたもの、培(つちか)ったものを、組み合わせて、新しい音楽、とりわけ“新しい”慶應義塾らしさも創り上げることができると感じています」と尾形さんは、今回の“多彩”なメンバーが奏でるハーモニーに強い自信、そして誇りも抱いているといいます。

団員募集に際し、ブラームスの「交響曲第1番」の人気もとにかく高かったとのことで、前主宰者の村松さんも、「ベートーヴェンの後継者としての位置付け、“正統派”という雰囲気に満ちた音楽を楽しんでもらえたら。また、ガーシュインの『ラプソティー・イン・ブルー』は、いかにもアメリカンな、クラシック音楽の中でも異彩を放つ雰囲気の楽曲なんです。さらに、ヴェルディの『“シチリア島の夕べの祈り”より序曲』は、明るいイタリアオペラの世界観に触れることができると思います」と、村松さんも、ドイツ、アメリカ、そしてイタリアへの3つの国への“音楽の旅”を感じてもらえるコンサートにしたい、と意気込みます。

日吉の丘フィルハーモニーのメンバーで、初めてオリジナル服も作成したとのこと。尾形さん、村松さんは共に慶應義塾普通部の音楽部出身。日吉の街に対する想いも深い

日吉の丘フィルハーモニーのメンバーで、初めてオリジナル服も作成したとのこと。尾形さん、村松さんは共に慶應義塾普通部の音楽部出身。日吉の街に対する想いも深い

「大規模ホールの迫力とはまた一味違う、約500人が感動を分かち合う“日吉の街での空間”もまた大切にしたい」と、新主宰者の尾形さん。

来年(2019年)初夏には、日吉在住の子どもたちに向けた音楽会も企画構想を練っているとのことで、世代交代を終えての新しいチャレンジもこれからますます加速しそうな同フィルの、“日吉のシティ・オケを目指す”さらなる大きな目標の行方に、これからも、日吉周辺地域からのより大きな注目が集まっていきそうです。

なお、当日のチケットは事前予約制で、S席1500円、A席1000円(全席指定)。未就学児の入場は不可。チケット購入は、同フィルのサイト内に記載のメールアドレスからの申込(問い合わせ)が必要です。

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【参考リンク】

日吉の丘フィルハーモニーの公式サイト

日吉の丘フィルハーモニー第7回演奏会案内(同フィルのサイト)

日吉の丘フィルハーモニー(新)Twitter

日吉の丘フィルハーモニーFacebookページ

8月26日(日)に第1回「まちづくりフォーラム」を開きます(日吉・綱島・高田まちづくり研究会)※前主宰者の村松琢麻(たくま)さんが登壇


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