春待つ季節の日曜午後、今年もホルンの大迫力の響きを楽しめそうです。
1901年に創立した日本最古のアマチュア学生音楽団体であり、今年で118年目の歴史ある活動を行っている慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラのパート演奏会「ホルンセクションコンサート」が、今月(2019年2月)10日(日)14時30分(開場14時)より、日吉駅前の慶應義塾大学日吉キャンパス協生館2階・藤原洋記念ホール(藤原ホール)にて行われます。
2014年7月に第1回目を開催して以来、すっかり日吉の街でも恒例となった“ホルンが主役”のコンサート。昨年度も200人以上の来場があったという盛況ぶりで、5回目となる今年も、同パートのメンバー総勢30人が演奏予定です。
同パート広報担当の金剛丸拓磨(たくま)さんは、「有名なホルンアンサンブルやソロ曲、話題のポップス、部員や指導者の編曲によるアンサンブルや全体合奏など、多くの方に楽しんでもらえるプログラムを企画しました」と、パートトップで金管セクションリーダーの羽山元晶(はやまもとあき)さんを中心に、例年以上により趣向を凝らし、演奏会の準備を重ねているといいます。
昨年9月頃から準備を重ねてきたというこのコンサート企画で練られた今年のコンセプトは、より「幅広いジャンル」の曲目演奏とのこと。
編成面では、ホルンだけのものから打楽器や木管楽器も交えたものまで、またジャンルも、クラシックのブラームス「ホルン三重奏曲」(ホルン・ヴァイオリン・ピアノトリオ)などのクラシックから、昨年(2018年)流行したDA PUMP のUSA(ホルン十重奏版)などのポップス曲まで、「限られた時間の中で楽しんでもらう」(金剛丸さん)という点に重きを置いてプログラムを練ったといいます。
「ホルンの魅力を幅広く知ってもらえるプログラムに仕上げています。特に15時20分頃からの後半(16時30分終演予定)に、未就学児も含めた小さな子どもたちにも楽しんでもらえるよう、ポップス曲を集中させているんです」と、金剛丸さん、同パートのメンバーは、より幅広い世代の、より多くの来場を楽しみにしているとのことです。
当日の演奏は、現役のホルンパートが主体とのことですが、毎年多くの卒業生や他の楽器のメンバーも駆け付けての演奏を予定しています。
「全体合奏のウェーバー『魔弾の射手』では、阪本正彦先生の指揮の下、総勢30本のホルンによる演奏をお届けします。ご期待ください」(金剛丸さん)と、演奏会当日は、同パートのOB・OGも交えたホルンの響き、またそれぞれの想いを感じながらの演奏も楽しめそうです。
なお、当日の入場料金は無料。事前予約やチケットも不要とのことです。
【関連記事】
・冬の日吉に響く弦楽・木管の魅力、慶應ワグネル・パート別演奏会は12/15(土)・16(日)(2018年12月12日)
【参考リンク】
・ワグネル【ホルン演】 Wagner Horn Section Concert 2019(Facebookページ)