新たな「子育て交流」の場が日吉と綱島に、高いニーズ反映し満員・キャンセル待ちも

横浜日吉新聞
日吉駅から徒歩8分、日吉町自治会館に新たに誕生した子育てサロン「ひよっしぃ」は、開催初日に24組の親子が来訪、会場フロアが“足りない”ほどの盛況だった(2018年11月13日)

日吉駅から徒歩8分、日吉町自治会館に新たに誕生した子育てサロン「ひよっしぃ」は、開催初日に24組の親子が来訪、会場フロアが“足りない”ほどの盛況だった(2018年11月13日)

新たな「子育て交流」を支援する動きが日吉・綱島エリアで加速しています。

きのう(2018年11月)13日の午前、日吉駅西口から徒歩約8分、川崎市側の矢上川にも近い日吉町自治会館(日吉2)に、新たに「日吉地区子育てサロン・親子の居場所ひよっしぃ」が月1回の開催として初オープン。

綱島SST(Tsunashimaサスティナブルスマートタウン)内のアピタテラス横浜綱島店(綱島東4)でも、今月22日(木)の午前・午後に、民間企業による「親子交流会~音楽であそぼう!親子で楽しむリトミック」が、月1回の交流会として初めて行われる予定となるなど、乳幼児と保護者を対象とした子育て交流の場を開設する動きが活発化しています。

「日吉駅近く」で“待望”のサロン開設、待機児童も背景に

「ひよっしぃ」を実現させた日吉地区民生委員・児童委員協議会の皆さん。最右が池田妙子会長。前列右から2人目が日吉町自治会の片野芳昭会長

「ひよっしぃ」を実現させた日吉地区民生委員・児童委員協議会の皆さん。最右が池田妙子会長。前列右から2人目が日吉町自治会の片野芳昭会長

「子育てサロン・ひよっしぃ」は、日吉1~4丁目を担当する日吉地区民生委員・児童委員協議会が主催、日吉町自治会(片野芳昭会長)の協力で、毎月第2火曜日の10時から12時まで実施される予定で、「このエリアに子育て中の親子が過ごせる“居場所”がなく、場所探しも大変苦労しましたが、この会館での開設にようやく至ることができました」と、同協議会会長の池田妙子さん

地域でのニーズの高さを感じ、港北区地域子育て支援拠点どろっぷ(大倉山3)・どろっぷサテライト(綱島東3)(NPO法人びーのびーの・篠原北1:が港北区より受託運営)の協力を得て実現に至ったもので、事前予約不要で参加できることもあり、開設初日は想定を大幅に超える24組もの親子連れが来訪。フロアマットが足りなくなるほどに、子どもたちを囲んだ空間が賑わいました。

会場を盛り上げる「子どもたちに優しい」雰囲気に満ちたディスプレイも

会場を盛り上げる「子どもたちに優しい」雰囲気に満ちたディスプレイも

港北区では、0歳児と保護者を対象とした「赤ちゃん会」を実施しているものの、原則参加できるのは第一子まで。「保育園に入園できない家庭も多く、ニーズの高さにつながっているようです」と、港北区こども家庭支援課の担当者も、「ポスト・赤ちゃん会」としての位置付けや、第二子以降の交流の場としても、“価値あるサロン”であることについて、その意味や意義を説明します。

当日は、下田町や日吉本町エリアからの来訪者もあり、「日吉駅近く、徒歩10分圏内での、常設、また不定期でのサロンとしての居場所が“(既存の保育園などを除いて)ほぼなかった”ことから、今後も多くの利用が見込まれそうです。保護者同士の交流、また情報交換の場として、これからも親子でゆったり過ごしてもらえるよう、今後も工夫していきたい」(同児童委員の企画担当者)と、これからの運営面での課題についても検証していきたいとのことです。

民間「アズママ」が港北区に“定期開催”で初進出、支援者募集も

地域に掲示された株式会社AsMama(アズママ)がアピタテラス横浜綱島で初開催する「親子交流会~音楽であそぼう!親子で楽しむリトミック」の案内チラシ

地域に掲示された株式会社AsMama(アズママ)がアピタテラス横浜綱島で初開催する「親子交流会~音楽であそぼう!親子で楽しむリトミック」の案内チラシ

子育て支援の民間企業も、月1回の「定期交流会」を初設置し、地域の子育てを盛り上げます。2009年11月に設立、横浜市中区に本社を置く株式会社AsMamaアズママ、甲田恵子社長)は、「『地域・共助』を生み出すことが私たちのミッション」として、子育てを支援する「ママサポーター(ママサポ)」の募集や、ママサポと送迎・託児を希望する利用者とのマッチングを行うなど、地域や社会と一体になって子育てを支えあう環境づくりを行う事業を展開してきたといいます。

これまで港北区内でも、「ママサポーター」の募集、また募集したサポーターによる親子交流イベントも行ってきましたが、“定期的に実施できる”会場として、アピタテラスを運営するユニー株式会社(名古屋市、佐古則男社長)と提携、緑区にあるアピタ長津田店とともに、両区役所の後援のもと「親子交流会」を初開催することになりました。

かねてから「(港北区内で定期開催できる)会場を探していた」というアズママ。また、「多く来店客が、圧倒的に20~40代前後の“子育て・ファミリー世帯”のため、親子が交流できる場を実現できないかと思っていました」と、アピタテラスの佐藤欣博(よしひろ)店長も、アズママとの“新たなチャレンジ”に踏み切った経緯について説明します。

会場は2階コミュニティパーク(写真)を予定。「参加者が増えていくようだったら会場変更も検討したい」と佐藤欣博(よしひろ)店長

会場は2階コミュニティパーク(写真)を予定。「参加者が増えていくようだったら会場変更も検討したい」と佐藤欣博(よしひろ)店長

アズママによると、「ママサポーター」の説明会は9月から10月までの計3回実施し、新たに6人が誕生したとのことで、「既存のママサポーター10人と、運営をスタートする運びとなりました。子育てを“顔見知り同士”で共助する仕組み・“子育てシェア”を体感してもらえたらと思っています」(同社広報担当)と、地域における新たなるコミュニティづくりを目指した親子交流会の定期開催への意気込みを語ります。

来週22日(木)11時からと13時から各1時間開催される交流会の参加は既にキャンセル待ち(2018年11月13日23時現在)となっており、他の近い日程・場所で開催されるイベントの多くは「受付中」であることから、この地域での「親子交流会」のニーズの高さを示す“証し”となっているようです。

子育て交流の拡大、“選択肢が増える”チャンスを区も応援

アズママは「ママサポーター(ママサポ)」が子育て中の利用者を支援するしくみづくりを行っている(同社サイト)

アズママは「ママサポーター(ママサポ)」が子育て中の利用者を支援するしくみづくりを行っている(同社サイト

地域住民からの「子育てサロン」の要望、そして民間企業での「親子交流会」の発足について、港北区こども家庭支援課では、「子育て交流の選択肢が広がることは、地域にとって良いこと」と、両者の設置や発展に向けての活動を支援していきたい考えです。

特にアズママの事業については、2013年に横浜市有望ビジネスプラン事業化助成金女性起業家支援枠に選抜され、横浜市主催「ウーマンズビジネスフェスタ」にて最優秀賞も受賞するなど、横浜を拠点に全国にその活動を広げ、実績を挙げていることも、緑区・港北区の両区が、今回のイベントを後援するに至った一因とも説明します。

住宅開発やマンション建設ラッシュで人口増加を続けている、港北区ならではの新たな「子育て支援」の潮流は、これまで地域で活動してきた団体や支援者とは異なる、特に子育てを行う側にとっての新たな「利用機会」を産み出す事例として、それぞれがより大きな話題と注目を集めていきそうです。

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【参考リンク】

日吉地区民生委員児童委員協議会が新たに立ち上げた、日吉地区子育てサロン 親子の居場所「ひよっしぃ」のページです。(日吉町自治会公式サイト)

日吉地区子育てサロン“ひよっしぃ”11/13よりスタート!(atどろっぷ2018年11月号)※画像ファイル

最新情報~アピタテラス横浜綱島店・アピタ長津田店と提携 ~子育てコミュニティづくりを目指し、「親子交流会」定期開催~致します(株式会社AsMama公式サイト)


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