恒例の「矢上祭」は今週末(2018年10月)6日(土)と7日(日)に慶應義塾大学理工学部の矢上キャンパス(日吉3)で開かれます。近隣の子どもや中高生が楽しめる恒例の企画に加え、理工学部の学園祭ならではの先端技術に触れられる場にもなっています。
今年で19回目を迎える矢上祭は「カーニバル」とのテーマのもと、学内に多数の模擬店が並ぶほか、ステージを設置し、著名人らも交えた音楽やパフォーマンスを企画。グラウンドでは縁日やラジコン企画、水ロケ(ペットボトルロケット)教室、体育館では「やがみ科学館」など盛りだくさん。
そして、周辺の子どもらに絶大な人気を誇る「おばけ屋敷」や恒例の「高校生クイズin矢上」は今年も予定されています。
理工学部ならではのユニークな企画としては、ロボットによる調理や接客が楽しめるという「ロボットカフェ」(創造館1階エレベーター前、入場料500円)も楽しそう。
理工学部生が中心になって起業したZip Infrastrcture株式会社は、滑車を用いて人や貨物を運ぶ“ジップライン”を使って、日吉から矢上間にロープウェイを敷設しようという壮大な「日吉矢上ロープウェイ計画」の構想をまとめ、当日公開するといいます。

「ARゲーム体験教室」では話題の拡張現実(AR)のゲームプログラミングが体験できる(主催者提供)
小学生から高校生までを対象とした「ARゲーム体験教室」(500円、12棟208号室)は、話題のAR(拡張現実)について、Vuforia(ビューフォリア)という著名なオープンソース(フリー)のソフトを使ってプログラミング体験が行える企画で、自分でゲームを作る楽しみや原理を学べるとともに、フリーのソフトを使うため、この知識を自宅などで再現したり、自作したりできるのが特徴です。
また、研究分野では生物化学研究室による「がん治療への挑戦」と題した成果発表をはじめ、荒井恒憲研究室は「慶應発、世界初のレーザ治療器」とのテーマで研究成果を公開。MEMS技術によって人工腎臓・脳波測定用の電極・触感を伝えるディスプレイ開発に注力する三木則尚研究室は「人に役立つマイクロ技術」の研究を発表するなど、理工学部ならではの先端研究に触れることができます。
矢上祭は初日の6日(土)は12時15分から19時まで、7日(日)は10時から19時までとなっており、最終日にはフィナーレとして花火の打ち上げも予定されています。
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【参考リンク】
・ロボットカフェの紹介(Facebook)