【2018年7月時点の記事です】日吉駅から一気に富士山へ――。今週(2018年7月)9日(月)から日吉駅と「富士山五合目」を結ぶ高速バス(東急バス・富士急湘南バス)の運行が始まりました。9月2日(日)まで夏の間だけ毎日運転されるこのバスに乗って、標高2300メートルの地を訪ねてみました。
普段は「富士急ハイランド・河口湖駅」を結ぶ高速バスですが、2018年は7月9日(月)から9月2日(日)の間だけ“吉田口”と呼ばれる富士山五合目まで延長運転が行われるもので、日吉駅からの運賃は片道2700円(小児1350円)です 。
以下、写真でレポートします。

これから標高2305メートルの「五合目」まで40~50分ほどかけて富士スバルライン経由で登っていくことになります(「富士スバルライン」のパンフレットより)

日吉駅から約4時間、10時46分に終点の富士山五合目へ着きました。ここが車で行ける最高地点です。後方の建物は「富士急雲上閣」で、バスのチケット販売を行っているほか、「ロッジ・フジヤマ」と名付けられたカプセルホテルスタイルの宿泊施設にもなっています

富士山五合目には、4つの商業施設(売店・レストラン)と「五合目総合管理センター」、トイレ、休憩所、展望台、富士山小御岳神社、「馬のりば」などがあり、この周辺だけでもそれなりに観光が楽しめます。また天気が良ければ展望台から富士山を間近に眺めることも。日吉と比べると気温がかなり低いので夏でも気持ちよく過ごせます

こちらは山梨県による公共施設「五合目総合管理センター」、館内では登山に関する情報提供が行われるとともに、登山に関する注意事項を知らせる映像上映が日・英・中の3カ国語で行われています。また、登山を行う際の「富士山保全協力金」(基本1000円、任意)もこちらで支払います

五合目総合管理センターの奥が山頂方面への登山道で、ここまで来ると観光客が少なくなり、登山者の姿が目立ちます。なお、頂上までは片道7時間ほどかかりますので、それなりの覚悟や装備が必要です

富士山五合目にある各商業施設では、食事ができたり、土産物を購入したりできるほか、こんな名物品も販売されています。毎日五合目で焼いているという「メロンパン」で1つ260円。なかなか美味しかったです

日吉駅行のバスは富士山五合目を17時に出発しますが、登山やハイキングをしなかったり、時間が余ったりした場合は、河口湖駅や富士山駅(富士吉田)への路線バス(所要約1時間、片道1540円)に乗って“下山”し、河口湖周辺を観光するのも楽しそう

なお、富士山五合目と新宿駅(バスタ新宿)を結ぶ高速バス(所要2時間35分、片道2700円)も1時間に1本程度の割合で運転されています。平日でも海外観光客による利用が多いため、ネットか現地チケット売場であらかじめ予約しておいたほうが無難です
【関連記事】
・日吉駅と「富士山五合目」を結ぶ高速バス、7/9(月)から9/2(日)まで初運行(2018年6月14日)
・<レポート>日吉駅から「河口湖駅・富士急ハイランド」へ、高速バスの運転開始(2017年12月4日、日吉駅から富士急ハイランド・河口湖駅までをレポート)
【参考リンク】
・高速バス「日吉駅・センター北駅・たまプラーザ駅・市が尾駅~富士急ハイランド・河口湖駅・富士山五合目」の運行案内(東急バス、※富士山五合目行は2018年7月9日~9月2日のみ運転)