野村不動産は、箕輪町2丁目の旧アピタ日吉店など跡地再開発「日吉箕輪町計画(仮称)」で、計画地内の中央広場に面した部分に、小規模店舗やギャラリー、各種教室などに活用できるスペースを付加した「接地型住宅」を新たに設けて販売する方針です。きのう(2016年12月)26日に開かれた市の「都市美対策審議会」内の景観審査部会で明らかにしました。
この接地型住宅は、1階部分に門扉や庭、菜園が付いた住戸で、一般家庭が住む住居に加え、小規模な店舗や習い事などの教室、ギャラリーといった用途に使える専用スペースが設けられているのが特徴です。基本的には、スペースをどのように活用するかは住戸購入者が決めるといい、必ずしも外部に開放する形で活用する必要はないとのことです。
「こういった形の住宅を作ったことはなく、我々としてはチャレンジだ」(野村不動産)といい、中央広場に面したマンション棟の低層部に10戸程度を設置。小店舗や習い事といった場に人を呼び込むことで、広場のにぎわい創出を目指す考えです。
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【参考リンク】
・横浜市都市美対策審議会のページ(横浜市都市整備局、後に議事録が公開される)