<日吉の5地区>福祉面と防災対策の充実へ、住民の自主的な取り組みを報告

横浜日吉新聞
素晴らしい演奏で参加者を楽しませた日吉台西中学校のブラスバンド部

素晴らしい演奏で参加者を楽しませた日吉台西中学校のブラスバンド部

日吉地区社会福祉協議会(片野芳昭会長)は、7回目となる「福祉実践活動発表会~光と活力」を2016年2月7日(日)14時から慶應義塾大学日吉キャンパス協生館の藤原洋記念ホールで開き、日吉町(日吉1~4丁目)や日吉宮前地区(日吉5~7丁目)、日吉本町、箕輪町、下田町の各地域から福祉と防災に関する住民の自主的な取り組み状況が報告されました。また、日吉台西中学校のブラスバンド部がゲストとして登場し、各種大会で幾度も好成績を残している同部の演奏に約300人の参加者は熱心に聴き入っていました。

日吉地区社会福祉協議会の片野会長

日吉地区社会福祉協議会の片野会長

報告会の冒頭、片野会長は「日吉ではボランティアなどで熱心に活動している人が多い。今回を機に興味を持ったらぜひ連絡をしてください」とあいさつ。

来賓として登壇した横山日出夫港北区長は「港北区は一人暮らしの割合が全世帯中43%にのぼっているだけに、日頃から緩やかなつながりを作っておくことが大事」とボランティアや自治会などの自主的な地域活動の重要性を話しました。

下田町の冨田さん

下田町の冨田さん

各町による発表では下田町の冨田彩子さん「災害時要援護支援者マップのその後の取り組みについて」と題し、下田町内で長年行っている支援マップの現状を報告。高齢者や障がい者など、災害時は特に手助けが必要となる住民がどの場所に住んでいるかをマッピングするだけでなく、実際に現地を歩き、道路の広さや坂道の有無など、災害発生時の問題点を調査してきたといいます。

また、こうした「自助・共助」の取り組みを知ってもらうため、昨年(2015年)10月に下田町の福祉関連3施設が連携して開かれた「下田ふれあいまつり」などの場で効果的なPRを行ったことを報告しました。

日吉本町の吉武さん

日吉本町の吉武さん

続いて「土砂災害・豪雨に備えての調査」との内容で取り組みを語ったのは日吉本町の吉武泰子さん。急な坂や崖地が多いという特徴を持つ日吉本町ならではの活動として、港北区ハザードマップを手に町内を実際に歩いて危険箇所を調査したといいます。

そのうえで、コンクリートで固めた斜面がひび割れていたり、雨水を吸収する側溝に大きなゴミが捨てられていたり、たまっていたりといった問題点を発見。活動を踏まえて「住んでいる街の危険な場所を日頃から把握しておくことが大事」と指摘していました。

箕輪町の神島さん

箕輪町の神島さん

箕輪町の神島理惠子さんは、同町町内会で5年間にわたって取り組んできたホームページによる町内情報の発信のあり方について総括。ホームページ開設にあたっては町内会などから9人のメンバーを集めてゼロから立ち上げたといいます。多くの人に読んでもらうためには「とにかく更新することに尽きる」といい、ブログやTwitter(ツイッター)も積極的に活用しながら、きめ細かな情報を流しています。

箕輪町内ではアピタ日吉店跡地などで再開発が予定されており、新たな住民もさらに増えていくと予想されるだけに「新住民と交流を図るためのツールとしても活用したい」と今後も積極的に運営していきたいとの思いを語りました。

日吉宮前地区の嶋田さん

日吉宮前地区の嶋田さん

続いて登壇した日吉宮前地区(日吉5~7丁目)の嶋田弘美さんも、昨年立ち上げた同地区自治会におけるホームページの立ち上げと運用について報告。昨年はブログでの細かな情報発信を行うだけでなく、各家庭に回覧しているさまざまな内容も掲載してきたといいます。

「宮前地区には矢上川があり、氾濫した過去もある。災害時の情報発信手段としても活用していきたい」とホームページのさらなる充実に意欲を見せました。

日吉町の森さん

日吉町の森さん

日吉町(日吉1~4丁目)地区からは、同町で2011年から続けられている新入学児童に対する記念植樹の取り組み同町の森茂さんが紹介しました。港北区のシンボルマークにもなっているハナミズキの木とハナモモの木を植樹するもので、自治会や住民が総出で子どもたちの入学記念に木を植えてきた、ほのぼのとした取り組みの様子を写真を使って伝えました。

また、今年の植樹の際には「港北区のキャラクターである『ミズキー』も呼びたい」との目標を話しました。

今回は5地域の取り組みが報告された

今回は5地域の取り組みが報告された

「防災から福祉を考える」を大きなテーマに、地域でのさまざまな取り組みが紹介された今年の「福祉実践活動発表会~光と活力」。日吉では人口増加で小学校が足りなくなったり、昼間は首都圏各地から多数の中高大学生が訪れるなど、若い人が多い街ではあるものの「確実に高齢化は進んでいる」(区保健福祉課の小野佐幸美課長)のも事実です。

今回発表された住民の自主的な取り組みは、日吉の福祉と防災対策の充実につながるだけでなく、街の魅力を高めることに一役買うのは間違いなさそうです。

【関連記事】

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日吉地域の「福祉保健計画」、子育て支援拡充やホームページ充実化など目指す(2016年1月4日)

【参考リンク】
日吉地区社会福祉協議会の紹介


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