日吉地域の「福祉保健計画」、子育て支援拡充やホームページ充実化など目指す | 横浜日吉新聞

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2016(平成28)年度から始まる5年間の「地域福祉保健計画」(第3期ひっとプラン港北)

2016(平成28)年度から始まる5年間の「地域福祉保健計画」(第3期ひっとプラン港北)

港北区では、2016(平成28)年度から始まる5年間の「地域福祉保健計画」(第3期ひっとプラン港北)についての素案を公開し、区民の意見募集を1月31日(日)まで行っています。地域福祉保健計画は、高齢者や障がい者、子どもなどを支え合う仕組みを作るもので、日吉や綱島など区内13地区ごとに目標や施策を示すことになっています。

日吉地区の計画では「光と活力に満ちあふれる日吉」と題し、「災害時に一人でも多くの人が助かるよう、要援護者への支援を広げていく」「地域ぐるみで安心して子育てができる環境づくりを進める」「様々な世代が交流する場を充実させ、顔の見える関係づくりを進める」など5つの柱を示し、それぞれの具体的な取り組み内容をまとめています。

計画を策定するうえでは、日吉地域の各自治会・町内会に加え、福祉施設や民生委員・児童委員などによって組織された日吉地区社会福祉協議会(片野芳昭会長、事務局:日吉本町4コンフォール南日吉自治会事務所内)などが議論してきました。

このなかでは、防災関係の取り組みとして、

・個人情報に配慮した災害時要援護者名簿の整備

・災害時に支援が必要な人と、日頃からの関係づくりを進め、見守り活動につなげる

・地域防災拠点や自治会町内会ごとの防災訓練などを通し、自助共助の意識を高める

といったことを挙げています。

また、子育て支援関係では、

日吉地区の計画素案「光と活力に満ちあふれる日吉」

日吉地区の計画素案「光と活力に満ちあふれる日吉」

・子育てサロンなど、親子の居場所活動を充実

・ボランティアネットワーク「ポコ・ア・ポコ」(地区センターなどで「赤ちゃん会」や「ふたごの会」などを開催)の活動充実

・公園遊びなどの鯛ヶ崎公園プレイパーク(日吉本町5)の活動充実

・子育て支援に関わる情報発信を継続

・保育園と連携し、子育て世帯の交流機会をつくる

・学校やPTAなどと連携したイベントを開催

をあげています。また、世代間交流の場を充実させるためとして、

2015年9月現在、日吉の人口は7万1461人(

2015年9月現在、日吉の人口は7万1461人(3万5322世帯)、15~35歳の人口が多い

・多世代交流サロン「なかよし」の活動充実(日吉町自治会で開催)

・「障がい児者のよりどころ ふれんど」(日吉本町を中心に活動)を開催し、障がい児者と地域が交流する場や機会を増やす

・「えんがわの家 よってこ しもだ」(下田町6)の活動を通じ、住民同士の交流を深める

といった方針を掲げ、情報発信の面では、

・身近な情報を迅速に伝えることができるよう、ホームページの充実を図る

・住民一人一人に確実に情報が届くよう、親しみやすい広報紙を作成する

・地区の情報を積極的に発信していく

・日吉地区全体が一つになり、情報共有やお互いの活動が見えやすく、福祉保健活動のネットワークづくりが推進できるよう、「光と活力 福祉実践活動発表会」(2016年は2月7日に慶應協生館で開催)の開催を継続

以上の施策目標をあげています。

素案への意見については、港北区役所の福祉保健課事業企画担当でEメールなどで今月31日まで受け付けています。

【参考リンク】

第3期港北区地域福祉保健計画策定について(港北区)

日吉地区の計画素案PDFファイル

日吉地区社会福祉協議会の紹介


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