<新綱島駅>「芸術ホール」は300人規模、検討委員会の答申案まとまる

横浜日吉新聞
区民文化センターニュース」の第3号(2015年12月15日発行)。委員会では、前回の号などを見て市民から寄せられた6件の意見も紹介された(PDF版は区のページで公開中)

区民文化センターニュース」の第3号(2015年12月15日発行)。委員会では、前回の号などを見て市民から寄せられた6件の意見も紹介された(PDF版は区のページで公開中)

「ハートでつながる わたしたちのまち」区民文化センター建設に向けて――2019年4月完成予定の新綱島駅の再開発ビルに横浜市が整備を予定する「港北区区民文化センター」について、最終回となる第4回目の基本構想検討委員会が2016年1月28日(木)に港北区役所にて開催されました。

今回は、第1回目から3回目に議論を重ねてきた区民文化センターの基本理念や方針、事業展開、施設の運営、施設の構成などについて、横浜市長に提出する答申として最終的にまとめるために議論が行われたものです。

前回、再検討することになった「基本理念」は、最終的に「ハートでつながる わたしたちのまち」に決定。実現の方針として、「つながる場」「創造する場」という言葉をキャッチフレーズに、事業を行っていくことを確認しました。

改めて議論されたのは、区民が参加・利用しやすいホールにすること、地域連携の重要性で、実際の運営を担う「指定管理者」に丸投げするのではなく、区民が主体的に関わっていく仕組みづくりの必要性が再度確認されました。

委員会の終了を迎えるにあたり、横山日出夫区長が「これまでの皆さんの議論や、意見に込められた熱い想いを、建設担当や運営担当にしっかりつないで、他区にないより素晴らしいホールを作ってゆきたい」とあいさつ

委員会の終了を迎えるにあたり、横山日出夫区長が「これまでの皆さんの議論や、意見に込められた熱い想いを、建設担当や運営担当にしっかりつないで、他区にないより素晴らしいホールを作っていきたい」とあいさつ

また、施設内容についても、これまで議論の中心となった「芸術ホール」の座席数を300席は確保することや、音楽、演劇、ダンス、ミュージカル、バレエ、日本舞踊などの伝統芸能にも対応できる多目的ホールとすること、可動式の音響反射板を備え、生音(なまおと)の響きを活かす音楽公演にも十分対応できる音響性能を持たせることなどを再確認しました。

その他の施設においても、ギャラリーは、壁面の上部だけでなく、2メートルくらいの高さにもピクチャーレールを設置することや、壁面の材質をピンを打ちやすくするよう考慮すること、音楽ルーム(リハーサル室)は、ホールに上がる人数と同規模が練習などを行える広さを確保すること、練習室は中規模、小規模のものを整備し、多くの人に利用しやすくすること、また、情報コーナーには、地域の歴史や文化を知ることができる図書の充実や図書館との連携、市民が日常的に利用できる雰囲気づくりを行うことなど、これまでの意見を確認しながら、最終的な議論を行いました。

最後まで活発に意見交換を行った間瀬勝一委員長、山本貞副委員長ほか10名の委員。それぞれの専門分野や所属団体を越えた熱い議論が展開された

最後まで活発に意見交換を行った間瀬勝一委員長、山本貞副委員長ほか10名の委員。それぞれの専門分野や所属団体を越えた熱い議論が展開された

特に、今回のホール建設は、港北区では事例のない、初めてとなる他の商業施設との大規模な複合公共施設となることから、その存在をどうやって、市民や利用者に知らせるかといった、ホールへの街中からの誘導、広報の在り方や、港北区全域、新綱島駅周辺の開発における情報文化拠点として担える役割について言及がありました。また、今回の委員会のように、一人でも多くの市民がホール建設に関わることで、施設への愛着も深まり、住民参加型のより良い施設運営ができるのでは、との声も多数聞かれました。

バリアフリーを重視した入館導線・ホール構造や、不審者対応などのセキュリティー対策、ロッカーの設置、防災・災害時の対応、専門人材の配置など、答申案にはない意見も多数追加で出され、一部委員の意見交換は休憩時間帯にも及ぶ白熱ぶり。横浜市では11番目の区民文化センター設立になることもあり、「これまでの他区のホールにはない、港北区ならではのより質の高い、より良いホール」(複数委員)にこだわった委員たちの熱い議論が、終始活発に行われました。

現在建設中の新綱島駅に、今回議論された「芸術ホール」がどのように姿を現すのか。行政、建築へのバトンタッチの中、今回の議論や委員たちの想いがきちんと継承されるかに注目が集まる

現在建設中の新綱島駅に、今回議論された「芸術ホール」がどのように姿を現すのか。行政、建築へのバトンタッチの中、今回の議論や委員たちの想いがきちんと継承されるかに注目が集まる

最後に横山日出夫区長が「港北区は、綱島に米アップル社が進出予定であるなど、商業、住宅建設が中心となる大規模な開発が行われています。だからこそ、芸術や文化の”人がつながる”拠点づくりが大切となります。これまでの皆さんの議論や、意見に込められた熱い想いを、建設担当や運営担当にしっかりつないで、他区にないより素晴らしいホールを作っていきたい」と、出席した委員や市民傍聴者にあいさつを行いました。

今回議論された最終案は、間瀬勝一委員長に一任され、答申としてまとめられます。ホームページや「広報よこはま」、「区民文化センターニュース」第5号(答申の要約)の発行などにて、広く市民に公表されるとのこと。横浜市長にも提出され、施設の基本設計の資料となる予定です。

【関連記事】
新綱島の「芸術ホール」はフル・オーケストラ公演は厳しい規模に(2015年11月26日)

【参考リンク】
港北区における区民文化センターの整備について(港北区役所)


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