日吉中央通りで10周年、行政書士・加賀さんの「無料相談会」は予約不要で気軽に

横浜日吉新聞

回数も、時間も、制限なく「とことん」話せる相談相手を目指す――「公的な会場で無料相談会を開催したかったんです」と、日吉駅から徒歩5分、日吉中央通りの右手にある日吉本町東町会会館(日吉本町1)で、月2回の「無料法務相談会」を行う行政書士・海事代理士の加賀雅典さん。この相談会があす(2017年)11月24日(金)13時30分~16時までの開催で、2007年同月の開催以来、満10周年を迎えます。

日吉本町東町会会館での無料相談会も満10周年。同相談会における多岐にわたる相談内容のファイルを手にする行政書士・海事代理士の加賀雅典さん

日吉本町東町会会館での無料相談会も満10周年。同相談会における多岐にわたる相談内容のファイルを手にする行政書士・海事代理士の加賀雅典さん

開業当初は下田町2丁目に事務所を構えていた加賀さん。下田、そして移転先の現在の日吉本町5丁目のオフィス(行政書士・海事代理士 加賀雅典法務事務所)を飛び出し、「入りやすく広々とした空間で、誰でも訪ねることができるオープンな場所」として、この会場を選び、利用しているといいます。

相続遺言成年後見(せいねんこうけん)、法人法務契約書・内容証明郵便国際法務自動車海事法務許認可申請など、多岐にわたる分野で相談を受け付けているという加賀さんの、「回数」「一人(一回)あたりの時間」制限もなくじっくりと相談に乗りたい、という想い。

時に会館の廊下には、開場時刻前から、相談したい人々が「並んで待っていてくれることもあるんです」と、その開催の手応えを感じてきた加賀さんが歩んできた10年間の相談会の歩みについて話を聞きました。

港北区での無料相談会の「さきがけ」、相談者は女性が6割と多め

今から10年前のスタート時には、日吉を始め、港北区周辺でに同様の相談会はなかったとのことで、「当初から、とても多くの相談者が訪れてくれました」と、加賀さんは順調な滑り出しだった懐かしい開始時を振り返ります。

日吉本町東町会会館での相談会。女性からの相談が6割に上るという(加賀雅典法務事務所提供)

日吉本町東町会会館での相談会。女性からの相談が6割に上るという(加賀雅典法務事務所提供)

相談者の特徴は、「平日の日中の開催だからなのか、女性が多めなんです」と、概(おおむ)ね6割が女性、年代としては40代以上がほとんどで、そのうち半数以上は60代以上だといいます。

相談内容も多岐にわたりますが、2015年に相続税制の改正が行われてからは、相続や相続対策の相談も激増。最近では、自身の財産や家庭内の問題で子連れで訪れる方、起業での会社設立の相談者など、若年層の利用も増えているとのこと。

相談者は相談会場やオフィスに近い日吉・綱島・高田周辺のみならず、港北区エリアからの来訪が多いとのことですが、最近では口コミが広がったからか、港北区外など少し離れたエリアからの来訪もあり、開催の手応えを感じている様子。

「これまで1日あたりの相談件数は、最も多い日で8件もの相談を受けたこともありました。ここ数年は、平均すると2~3件のなのですが、親族が集まる機会が多いお盆やお正月の後などは、比較的多くの相談が寄せられます」と、時に“お待たせしてしまう”ことを申し訳なく思っているとの気持ちも明かします。

「本当に無料」で満足度向上、“真”の困り事を紐(ひも)解く試み

加賀さんの相談会の特徴は「本当の無料」にこだわっている点。時間制限や回数制限を「敢えて」行っていないといいます。

ぶらり予約不要で利用できる反面、長くお待たせすることも。「特に冬場は温かくしてお越しください」と加賀さん(同事務所提供)

ぶらり予約不要で利用できる反面、長くお待たせすることも。「特に冬場は温かくしてお越しください」と加賀さん(同事務所提供)

無料相談からお仕事につなげようと打算的に考えてしまうと、あえて相談内容の核心に触れないなど、相談者にとって有益な相談とはならない場合もあります。『ここから先は有料だよ』と区切ってしまうこともあるかと思うのです。“真に”その人にとって必要な対応をと、この東町会会館での相談会は、公的な場所にふさわしい、本当の『無料相談会』として開催しています」と、“あくまで無料相談”にこだわる理由を説明します。

この相談会をフルに活用し、「リピーター」で訪れる方も多いといいます。「4回くらいお越しいただき、一緒に遺言書を最後まで作成された方もいて、大変驚きました」という実例も。

とりわけ「この相談会を通じて、何か満足して帰ってもらえればと思っています」と、相談者が“本当に何に困っているか”を聞き出すよう心掛け、悩みを紐(ひも)解くことを重要視しているとのこと。

相談会に満足いただくことで、仕事につながる相談も多く舞い込むようになったといいます。

「お客様からの相談を通じて、多くの分野の、様々なケースの業務にも対応できるようになりました。“困ったらこの人”との印象を地域の皆さんにも多くお持ちいただくことができたのか、相談会以外での仕事の依頼も増えているんです」と、地域により根差した活動を続けていく中での相談会の位置付けを、日々再認識させられているといいます。

劇的な「少子高齢化」に対峙(たいじ)、下田でボランティア活動も

相談者が認知症になった後の公的機関からの問い合わせ、また亡くなった後の遺族からの相談もあるという。身近な「公的スペース」での無料相談会の動向にも注目したい(同事務所提供)

相談者が認知症になった後の公的機関からの問い合わせ、また亡くなった後の遺族からの相談もあるという。身近な「公的スペース」での無料相談会の動向にも注目したい(同事務所提供)

たった一人で住まう高齢者が多く、家族の単位が小さいですね」と加賀さんは、住宅が密集し、かつ独居の世帯が多い日吉周辺エリアの未来を案じているといいます。

「無料相談会にいらっしゃった相談者ご本人が、後に認知症になり、公的機関から問い合わせが来るケースもありました。時には相談者が亡くなった後に、ご遺族からの連絡が来たことも、実際数件あったんです」と、認知症になる前、また生前の状況を記録してあることから、それぞれ相談が寄せられても、適切に対応することができたとのこと。

無料相談会を活用し、地域の皆さんに行政書士や海事代理士の仕事についてより広く知っていただく機会になればと加賀さん

無料相談会を活用し、地域の皆さんに行政書士や海事代理士の仕事についてより広く知っていただく機会になればと加賀さん

下田地区で約15名のボランティアが活動する団体「ボランティア下田」の代表も2012年から務めている加賀さん。

来月12月14日(木)13時30分から15時まで、下田地域ケアプラザ(下田町4)が主催する同プラザ内で開催の「認知症カフェ」(認知症の方や、介護をしている方、認知症について知りたい方が地域交流や情報交換をする場のこと)の活動にも、共同で参画する予定です。

「これからも地域の皆さんのより“身近な”相談相手として、様々な“超”少子高齢化の問題にも立ち向かっていきたい」と、日々の活動における地域の事情も多いに考慮しているという加賀さんの生き様は、これからの社会不安に悩む人々にとってのより一層の心強い存在となりそうです。

<予約不要の「無料法務相談会」>

・場所:日吉本町東町会会館(日吉本町1-8-4、日吉駅西口から中央通り直進約5分・日吉内科隣り)

・日時:2017年11月24日(金)、12月13日(水)、20日(水)13時30分~16時(毎月2回)(毎月2回)

※以降も毎月各2回開催(具体的な日程は、同事務所のサイトをご確認ください)

相談会開催日以外のご相談につきましても、お気軽にお問い合わせくださいとのこと(土日祝日・夜間・出張訪問対応可、予約制)

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【参考リンク】

行政書士・海事代理士加賀雅典法務事務所の公式サイト

行政書士・海事代理士加賀雅典法務事務所Facebookページ

(提供:行政書士・海事代理士加賀雅典法務事務所)


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