桜並木で知られる川崎市内の「二ヶ領用水(にかりょうようすい)」を歩き、取水口となる上流の堰(せき)を訪れるツアーです。※3月29日追記:主催者によると当ツアーは開催日の荒天予報のため中止になったとのことです
港北ボランティアガイドの会は今月(2024年)3月29日(金)の午前に「春の二ヶ領用水を歩く」と題したウォーキングツアーを開くにあたり、参加者50人を今週3月18日(月)まで募集中です。
二ヶ領用水は、江戸時代初期に開削された農業用水で、川崎市の多摩川に沿った広いエリアに水を引き込み、稲作や地域住民の生活用水を供給してきました。
旧「稲毛領」と旧「川崎領」の“二か領”に位置していたことが名前の由来で、下流に近い旧「日吉村」の現川崎市寄りの地域でも二ヶ領用水が使われたといわれています。
当日は9時半に川崎市高津区のJR南武線・武蔵溝ノ口駅/東急・溝の口駅の北口(バス乗場側)に集合。駅前の繁華街を抜け、「曙橋」と名付けられた橋から住宅街のなかを流れる二ヶ領用水に沿った散策道に入り、上流へ向かいます。
旧大山街道を渡り、国道246号線にかかる陸橋を渡ってしばらく歩くと、「久地円筒分水(くじえんとうぶんすい)」という国の登録有形文化財に指定された施設に到着。
ここは、二ヶ領用水が農業用水として活用されていたころ、周辺の複数の地域に、田畑の規模に合わせて公平に水を分配するための施設として知られます。水の分配はしばしば地域間の争いの原因になっており、それを無くすために考えられた巧妙な仕掛けは見どころです。
さらに上流に向かって歩くと、用水の流れは表情を変えて雑木林の脇を流れ、少し幅が広く護岸工事が施されたエリアに入ります。そのまま用水沿いを進むと南武線の久地(くじ)駅(高津区)に。
南武線の踏切を渡って細い道を抜け、橋を渡って多摩区に入ると、環境用水として整備されたエリアとなり、草花も多くみられるようになります。東名高速をくぐってさらに進むと、都市緑化植物園の「川崎市緑化センター」に着き、ここでひと休み。
その後は南武線の線路をくぐり、多摩川からこの用水に水を引き込んでいる「宿川原の堰(二ヶ領宿川原堰=にかりょうしゅくかわらぜき)」に到着。
川岸から迫力ある堰の様子をながめ、近くにある「二ヶ領せせらぎ館」では堰の模型などを見ることができます。
そこからゴールの登戸駅(南武線・小田急)は600メートルほど。全約6キロの行程には階段と緩い坂はあるものの、おおむね平らなコースとなっています。
開催日は3月29日ですが、コース内に桜の木は多くあるため、自然の巡りにうまく合えば、桜も楽しめる可能性があります。
参加費は500円で、港北ボランティアガイドの会のホームページ内にある申込フォームなどから3月18日(月)までに事前申し込みが必要。定員は50人で応募者多数の場合は抽選となります。
【参考リンク】
・2024年3月29日(金)開催「春の二ヶ領用水を歩く」の案内と申込(港北ボランティアガイドの会、申込締切は3月18日)
・二ヶ領用水の史跡・見どころの紹介(川崎市)