ラグビー「キヤノンイーグルス」、日吉や綱島など港北区内で初の大規模活動 | 横浜日吉新聞

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日吉や綱島、大倉山のみなさん、日本最高峰のラグビーリーグでお待ちしています――。

横浜市を本拠地(ホストエリア)とするラグビーリーグワンの「横浜キヤノンイーグルス」は今週(2023年)11月21日、初の地元PR活動として選手46人が日吉や綱島、大倉山の各商店街を歩いてポスターの貼り出しを行い、新横浜駅では開幕戦のチラシを配布しました。

港北区内の3商店街を選手自ら訪問してポスター掲出を依頼(11月21日)

リーグワンはかつての「ラグビートップリーグ」を将来のプロ化を見据えて改変して2020年1月にスタートしたリーグで、3シーズン目12月9日(土)から始まります。

横浜キヤノンイーグルスはリーグワン参入に際して本拠地を横浜市とし、日産スタジアムニッパツ三ツ沢球技場でホームゲーム(ホストゲーム)を毎シーズン計4試合ほどを開催してきました。

一方、普段の練習拠点が東京都町田市内にあり、横浜市内での試合数が限られていることもあってラグビーのファン層以外への認知度向上が課題だといい、今季から地域でのPR活動の強化を本格化したものです。

日産スタジアムで毎シーズン主催試合(ホストゲーム)を開いており、今季は12月16日(土)に予定(写真は2022年1月)

まず今季は12月16日(土)日産スタジアムで開く本拠地開幕戦に横浜市民と在勤・在学者らを対象に前年の規模を大きく上回る6000人を無料招待するほか、12月23日(土)と来年1月13日(土)、27日(土)にニッパツ三ツ沢球技場で行う3試合には、港北区(12月23日)、中区・西区(1月13日)、神奈川区(1月27日)の4区区民と在勤・在学者をそれぞれ1000人ずつ無料招待することも決めています。

そうしたなかで行われた今回のPR活動は、地域との交流も目的としてチーム所属選手50人のうち46人が一斉に参加する大規模なもので、日産スタジアムのある港北区内の4カ所で実施。

選手らは各商店街の地図を見て歩くルートを決めていた(11月21日)

日吉商店街では津嘉山(つかやま)廉人選手やコーバス・ファンダイク選手、エスピー・マレー選手ら13選手、綱島商店街には中村駿太選手や嶋田直人選手、庭井祐輔選手ら12選手、大倉山商店街では小倉順平選手や南橋直哉選手、リアキマタギ・モリ選手ら10選手が手分けして商店などを訪問し、ポスターの掲出を依頼。

新横浜駅前では日産スタジアムでの本拠地開幕戦を知らせるチラシを配布(11月21日)

また、新横浜駅前のペデストリアンデッキ(高架歩道)では岡部崇人選手や荒井康植選手、高木一成選手ら11選手が日産スタジアムの本拠地開幕戦をPRするチラシを一斉に配りました。(ページ下部に港北区内4カ所での参加選手一覧)

日吉では駅に13選手が集合すると、ラグビーファンには知られた顔ぶれに気付き驚いて立ち止まる人の姿も。

選手が一同に集まっているのに気づいて「おお!」と驚いているラグビーファンもいた(11月21日、日吉駅)

選手らは各通りごとに4つのグループに分かれ、今シーズンの試合日程が掲載されたポスターを紙袋に入れて商店街を歩きました。

ちょうど2日後に大学ラグビーの早慶戦が迫っていたこともあって、訪問した選手が商店主から「早慶戦のポスターですか」と尋ねられ、「社会人のリーグワンで、横浜キヤノンイーグルスです」と説明している様子も見られました。

日吉駅前から商店街の各通りへ分かれて活動(11月21日)

慶應高校・慶應大学出身の川村慎選手は、かつて日吉の街に2年ほど住んだ経験もあり「久しぶりに戻って来られて嬉しい」と他の選手を先導しながら次々と商店に飛び込んでポスターの掲出を依頼していきました。

慶應高校・大学出身の川村選手(左)は青春時代を過ごした日吉の商店街を熟知。「学生時代によくお世話になった店がここにあったなあ」と懐かしんでいた(11月21日)

横浜キヤノンイーグルスでは、今回の港北区での活動を皮切りにニッパツ三ツ沢球技場のある神奈川区や、中心部の中区と西区などでも活動を本格化させていきたい考えです。

なお、今回港北区内4カ所での活動に参加した46選手は次の通りです。

港北区内でのPR活動に参加した46選手

)PR=プロップ/HO=フッカー/LO=ロック/FL=フランカー/NO8=ナンバー・エイト/SH=スクラムハーフ/SO=スタンドオフ/WTB=ウィング/CTB=センター/FB=フルバック/UTB=ユーティリティーバックス

<日吉商店街:13選手>

津嘉山(つかやま)廉人(PR)/杉本達郎(PR)/川村慎(HO)/三好優作(HO)/マックス・ダグラス(LO)/ミッチェル・ブラウン(LO)/マシュー・フィリップ(LO)/コーバス・ファンダイク(FL)/天野寿紀(SH)/喜連(きれ)航平(SO)/エスピー・マレー(WTB)/松井千士(ちひと)(WTB)/ルテル・ラウララ(UTB)

<綱島商店街:12選手>

安(あん)昌豪(ちゃんほ)(PR)/祝原涼介(PR)/中村駿太 (HO)/庭井祐輔(HO)/安井龍太(LO)/嶋田直人(FL)/ソセフォ・ファカタヴァ(FL)/レキマ・ナサミラ(FL)/山菅(やますが)一史 (SH)/竹澤正祥(WTB)/イノケ・ブルア(WTB)/ヴィリアメ・タカヤワ (CTB)

<大倉山商店街:10選手>

松岡将大(PR)/小川寛太(PR)/リアキマタギ ・モリ(LO)/シオエリ・ヴァカラヒ(FL)/シオネ・ハラシリ(NO8)/アマナキ・レレイ・マフィ(NO8)/松木勇斗(SH)/小倉順平(SO)/南橋直哉(CTB)/普久原(ふくはら)琉(FB)

<新横浜駅前:11選手>

岡部崇人(PR)/久保克斗(LO)/吉田大亮(NO8)/荒井康植(SH)/薬師寺晃(WTB)/石田吉平(WTB)/田畑凌(CTB)/高木一成(CTB)/江藤良(CTB)/中川和真(FB)/猿田湧(FB)

新横浜駅前で配布された日産スタジアムでの本拠地開幕戦を知らせるチラシ

【関連記事】

優勝目指す3季目「横浜キヤノンイーグルス」、W杯選手も加わり熱気の出陣式(新横浜新聞~しんよこ新聞、2023年12月4日)リンク追記

<横浜キヤノンイーグルス>12月の地元開幕は日産スタジアム、市民5千人を招待(新横浜新聞~しんよこ新聞、2023年11月10日)

・【前季の記事】<横浜キヤノンイーグルス>成長で掴み取った初の3位、市役所で市長らに報告会(新横浜新聞~しんよこ新聞、2023年6月6日、前シーズンはプレーオフに初進出)

【参考リンク】

横浜キヤノンイーグルスの選手一覧(2023-24シーズンは50選手が所属)

2023年12日23日(土)ニッパツ三ツ沢「横浜キヤノンイーグルスホストゲーム~港北区民ご招待DAY」(先着1000人、要無料会員登録)


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