近所の保育園探しをサポート、横浜市が情報集め「総合検索サイト」新設 | 横浜日吉新聞

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港北区など横浜市内での保育園探しに便利な検索サイトが新設されました。

横浜市こども青少年局は、市内の認可保育所をはじめとした保育施設や幼稚園などを地図や住所から一括して探せる「えんさがしサポート☆よこはま保育」を先月(2023年)8月25日から公開しています。

横浜市が8月25日に公開した「えんさがしサポート☆よこはま保育」

このサイトは、市内にある認可保育所小規模保育所(小規模保育事業)、横浜保育室、認定こども園、企業主導型保育所(企業主導型保育事業)、認可外の保育園に加え、幼稚園も含めて子どもを預けたり通わせたりする施設の情報を集約し、検索できるようにしたもの。

検索は駅や住所、預ける時間、区、預ける子の年齢など多彩な条件から可能で地図上から視覚的に位置を確認できるようになっています。

施設ごとに詳細ページがあり、認可保育所では直近の応募状況も掲載している。今後は資料のダウンロードなども行えるようにする予定(「えんさがしサポート☆よこはま保育」より)

また、各施設ごとに詳細情報を掲載したページが設けられており、地図や連絡先といった基本情報に加え、関連する写真や、認可園は直近の募集枠数と申込数など“倍率”的な数字も掲載されているのが特徴です。各施設の公式サイトへのリンクも張られています。

港北区の場合、市内18区で最多となる170以上の保育施設が区内にあり、家の近所や日々利用する駅の近くなど以外の施設は、認識しづらい可能性があります。また、周辺に同様の施設があっても知名度が低いことなどから、著名な一部施設に利用希望が集中するケースも見られます。

港北区内だけで保育に関する施設は170以上あり、年々増えているため近所だけでも把握するのは難しい(2022年4月時点の一覧、「港北区 保育所等施設マップ」より)

今回の検索サイトは「第一希望以外にも入所を希望する園をできるだけ多く書いていただくと入所できる可能性が高まり、保留児童を減らすことにつながる」(市こども青少年局)との考えから開設。

地図上での一覧表示で視覚的にも施設を見つけやすくしたことに加え、写真の掲載などを通じて施設の雰囲気をつかみやすくしています。

また、「最近は長時間の預かりや2歳児保育を行う園も増えており、保育所とともに選択肢の一つとしていただけるように」(同)と幼稚園の情報も掲載しました。

「えんさがしサポート☆よこはま保育」では区ごとに一覧表示もできる

市では総合的な「子育て支援アプリ」を提供する構想があるといい、将来的にはアプリ上で施設の情報を探し、入所の申し込みまで完結できるようにしていきたいとのことです。

来年4月に始まる新年度(2024年度=令和6年度)の利用申請は10月から11月初旬までが受付期間となっており、9月のうちに情報を収集し、気になった施設に問い合わせたり、見学に訪れたりしてみてはいかがでしょうか。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

【関連記事】

<2023年>希望する保育所に入れない「保留児童」が増加、港北区で400人突破(2023年5月18日)

【参考リンク】

横浜市「えんさがしサポート★よこはま保育」(近くの保育関連施設の検索が可能)

港北区 保育所情報(申請や空き・待ち情報など)


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