3年ぶりに開催された「街のコンサート」に230人が来場、“コロナ禍”を乗り越え、地域のつながりや絆(きずな)を再確認できる時間となったようです。
横浜市港北区で展開する地域福祉保健計画「ひっとプラン港北」の大曽根地区推進委員会「ハートフル大曽根」は、先月(2022年)11月27日(日)午後、「第2回おおそねハートフルコンサート」を開催。
会場となった横浜市立大曽根小学校(大曽根2)の体育館には、出入り自由というスタイルでの開催だったことから、延べ人数で230人が来場(主催者発表)するなど、多くの地域の人々がその再開を祝い、音楽やステージの“感動”を分かちあっていました。
大曽根地区でかつて20数年来開催されていたという「ときめきコンサート」(ほっとステーションおおそね主催)がその前身。
2018(平成30)年秋まで23回にわたり毎年秋に開催されていたコンサートでしたが、主催者「ほっとステーションおおそね」の活動休止もあり、2019年11月から「ハートフルコンサート」として初めて実施。
新型コロナウイルス禍で2年間開催できなかったものの、前回より時間や規模を縮小、新型コロナ対策を講じることでの“無事の開催”を目指しプログラムを進行していました。
特に、前回は大曽根小学校の児童・教諭たちもステージ上で歌声を披露しましたが、今回の開催では、3年生の合唱とリコーダー演奏のステージをDVD上映で披露。
地元・大曽根夢太鼓「どどん鼓」の演奏や、大曽根小学校PTAのOGによるコーラスグループ「コーロピアチェーレ」の合唱、大曽根小学校ダンスクラブの4年生から6年生によるダンス、ラストは市立樽町中学校吹奏楽部による演奏など、“リアル”に登場してのステージを披露していました。
議論を経て開催へ、マスコット着用で一体感も
今回のイベントは大曽根自治連合会や大曽根地区社会福祉協議会、大曽根商店会も「共催」としておこなうなど、“地域ぐるみ”での開催となったこともあり、漆原順一港北区長ほかの来賓も来場しあいさつをおこなうなど、開催を激励。
大曽根自治連合会の高橋静明会長も、「開催にあたっては賛否議論もあったが、おこなうことができてよかった」と語るなど、いまだに続く“新型コロナ禍”の影響も、各地域の活動に影を落としています。
それでも、今回の企画運営をおこなった多くのスタッフが、「ハートフル大曽根」のマスコットキャラクター「ハートフルくん」を身に着けて参加。
会場で配布したパンフレットにも「ハートフル大曽根」の取り組みや、日々発信をおこなうホームページ情報、地域行事への参加の呼び掛けやボランティアスタッフの募集を盛り込むなど、 “地域のつながり”づくりにチャレンジする街の人々の姿も“輝いて”いるかのようでした。
これからますます進展する「超少子高齢化」の中で、地域の防災拠点でもある“小学校”を会場として、地域ぐるみのコンサートを毎年継続しておこなっていくというチャレンジ。
担い手が変わっても“持続可能”な運営体制を構築することができた上に、“コロナ禍”をいち早く乗り越えることができたという点においても、各地域のモデルケースとして認知されていくことになりそうです。
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【参考リンク】
・第2回「おおそねハートフルコンサート」が開催されました(同)