日吉駅前の老舗「小型スーパー」閉店へ、建替え後もスーパー誘致の動き | 横浜日吉新聞

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少しの間、日吉駅前の買物環境が変化することになりそうです。

来月(2021年)9月14日での閉店を告知している「フレッシュマートながえ」。2階部分の「まんが喫茶ゲラゲラ日吉店」もビル老朽化を理由に一昨年(2019年)5月に閉店していた

来月(2021年)9月14日での閉店を告知している「フレッシュマートながえ」。2階部分の「まんが喫茶ゲラゲラ日吉店」もビル老朽化を理由に一昨年(2019年)5月に閉店していた

東急線・横浜市営地下鉄グリーンライン日吉駅から徒歩約1分、浜銀通り近くにある老舗の小型食品スーパー「フレッシュマートながえ」(日吉本町1)が、来月(2021年)9月14日(火)での閉店を告知しています。

複数の関係者によると、老朽化したビルの建て替えが予定されており、新築後も食品スーパーを誘致する動きがあるといいます。

日吉駅西口(商店街側)から徒歩1分ほどに位置する同スーパーの場所は、戦前からの食料品店に由来する食品スーパー「があり、同店が閉店した後、今から35年ほど前に「ながえ」がテナントの1つとして新たにオープン。

日吉駅とは反対側、北西側にもう一つの出入口がある。3つのビルがつながっており、店舗スペースはそのうち2棟にまたがるかたちで拡張したという

日吉駅とは反対側、北西側にもう一つの出入口がある。3つのビルがつながっており、店舗スペースはそのうち2棟にまたがるかたちで拡張したという

同店が1階に入る磯崎ビルは、約420平方メートルの敷地に建てられた3つの建物で構成されており、このうち2棟の1階部分をスーパーの店舗スペースとして使用していました。

いずれの建物も築50年から60年近くが経過し、老朽化が進行していたことから、同ビルの2階にあった「まんが喫茶ゲラゲラ日吉店」も一昨年(2019年)5月に閉店。

関係者によると、今年10月以降にもすべての建物を取り壊し、5階建てのビルを2023年春頃までに新築したうえで、新たに食品スーパーなどをテナントとして誘致する動きがあるとのことです。

「ながえ」の隣のビルも含めて老朽化。3つの建物はいずれも解体され、2023年春にも新しいビルとして生まれ変わる予定

「ながえ」の隣のビルも含めて築50年から60年近くと老朽化しており、3つの建物はいずれも解体され、2023年春にも新しいビルとして生まれ変わる予定だという

日吉駅前の食品スーパーは、比較的高価格帯の商品が多い日吉東急アベニュー」(日吉2)1階の食品売場と、小型ながら魚や肉などを廉価で販売する「ながえ」との“二択”という状況が長く続いていましたが、2019年8月には、サンロード近くにあるミニスーパーのまいばすけっと日吉駅北店」(同)が出店。

今年(2021年)4月には日吉東急アベニューが同じグループの東急ストアと連携する形で食品売場を刷新し、「THE MARKET PLUS(ザ・マーケットプラス)」として東急ストアの商品も一部取り扱う形に変えています。

ただ、「ながえ」の閉店によって、日吉駅前では食料品の購入場所が減ることになるため、ビル建て替えの間は、駅前での買物に工夫が必要となりそうです。

)本記事については複数の読者の方からの情報提供をいただきました。ありがとうございます

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【参考リンク】

建て替えが予定されている日吉本町1丁目「磯崎ビル」の場所グーグルマップ=裏手のビルも同じ磯崎ビル)

1942(昭和17)年に日吉で生まれた「浜大」の歩み有限会社磯崎商店)


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