食料品売場では初の大幅リニューアルとなります。日吉駅直結の「日吉東急アベニュー」(日吉2)は、1階の食料品フロアを「日吉 東急フードショー」と名付け、来月(2021年)4月22日(木)から刷新し、1階奥(綱島街道出入口側)の生鮮食品売場は「THE MARKET PLUS(ザ・マーケットプラス)」の名で、東急ストアと連携した売場が加わります。
東急フードショーは、東急百貨店による食料品売場のブランド名で、「デパ地下ブームの火付け役」(東急百貨店)になったと言われた東急百貨店東横店(2020年3月閉店)で2000(平成12)年に誕生。現在は渋谷(渋谷マークシティ)や二子玉川、青葉台(青葉区)で展開するほか、目黒や自由が丘では小型店の「東急フードショースライス」の名前で出店しており、2013年には武蔵小杉でもオープンしています。
4月22日にスタートする「日吉 東急フードショー」では、売場や通路の整理によって見通しを良くするなど、買物環境を向上させていくといいます。
今回の目玉は、肉や魚、野菜といった生鮮品を集合レジ形式で販売を行っている1階奥の「デイリーマートゾーン」における全面刷新で、名称を「THE MARKET PLUS(ザ・マーケットプラス)」と変え、東急ストアと連携した商品を新たに取り扱うこと。
日吉東急アベニューがこれまで扱ってきた専門性や希少性の高い商品の販売は継続する一方、東急ストアが得意とする「個食・簡便・即食」に適した食品類や、値ごろ感のある商品を新たに投入。ドリンクやデザート、インスタント麺、カット野菜、冷凍食品、デリカといった商品に注力する考えです。
今後、グロッサリー売場(卵・豆腐・牛乳・調味料・缶詰・酒類・飲料など)の運営業務については東急ストアに委託するといいます。
東急百貨店と東急ストアの連携による食料品売場の運営は、2018年から「青葉台 東急フードショー」で行われており、東急百貨店では、同店に続いて日吉東急アベニューへの導入を模索していました。
今回のリニューアルでは、東急ストアと連携したグロッサリー売場が登場することに加え、デイリーマートゾーン内にある「精肉あづま」と「中島水産(鮮魚・寿司など)」、「九州屋(野菜)」についても全面刷新される予定です。
東急グループにとって日吉は、「さらなる成長や発展が見込め、事業機会創出に取り組んでいる重点エリア」(東急・東急百貨店・東急ストア)と位置付けており、「今回のリニューアルによりさらなる沿線価値・生活価値向上を目指します」(同)といいます。
東急百貨店は、「日吉ではこれまでご利用のお客さまに、引き続き付加価値の高い商品を提案するとともに、若年層や単身世帯のお客さまが多くお住まいであることから、『個食・簡便・即食』の商品や値ごろ感のある商品も展開してまいります」(広報)と話しています。
【参考リンク】
・4月22日(木)「日吉 東急フードショー」リニューアルオープン~百貨店・スーパーマーケット融合のグロッサリー売場2号店を展開(PDF、東急百貨店、2021年3月23日)
・日吉東急アベニュー1階のフロアマップ(3月23日現在リニューアル中)