リニューアル後はどう変わったか、日吉東急フードショーが来店待つ「新たな客層」 | 横浜日吉新聞

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きのう(2021年)4月22日(木)に、1階・食料品売り場が大規模リニューアル、新たに「日吉 東急フードショー」が誕生した日吉東急アベニュー(日吉2、株式会社東急百貨店=東京都渋谷区)。

オープン直前の活気みなぎる日吉東急アベニュー「THE MARKET PLUS(ザ・マーケットプラス)」。東急百貨店と東急ストアの“強み”を活かしたスーパーマーケットとして生まれ変わった(4月22日)

オープン直前の活気みなぎる日吉東急アベニュー「THE MARKET PLUS(ザ・マーケットプラス)」。東急百貨店と東急ストアの“強み”を活かしたスーパーマーケットとして生まれ変わった(4月22日)

オープン初日、朝10時の開店時間には、約100人の来店客が訪れるなど、日吉周辺エリアの人々の大きな注目と関心を集めています。

「THE MARKET PLUS(ザ・マーケットプラス)」の名で、東急ストア(同目黒区)と連携した売場となった1階奥の生鮮食品売り場は、リニューアル前の名残を残しながらも、「全く別のお店」に来てしまったかの雰囲気も。

バリアフリーや子育て客層の来訪も意識したのか、格段に広がった通路で、「買い物のしやすさ」を追求したという店舗スペースには、約6000種類(同社広報)の商品アイテムが並んでいます。

スペースが倍増した青果を扱う「九州屋」はレジにぐっと近づいた

スペースが倍増した青果を扱う「九州屋」はレジにぐっと近づいた

そのうち、約1400商品は二子玉川、青葉台の先行リニューアル店で人気を博したもの、約600商品リニューアル前の日吉東急で売り上げ実績があるものを選定、「BEST Selection(ベストセレクション)」商品として店頭に陳列。

特に目立つのは、野菜やフルーツを扱う九州屋(東京都八王子市)。「これまでより、倍近くスペースが広がりました」(九州屋スタッフ)と語るように、レジ横までに色鮮やかな福岡県産「博多あまおう」のセット商品をぎっしりと並べ、その売場にあたかも誘導するかのような仕掛けにも映ります。

地元・三浦半島の漁港地図も加わった中島水産。対面での丸物調理にもより力を入れていくという。人気のマグロも品数を増やしているとのこと

地元・三浦半島の漁港地図も加わった中島水産。対面での丸物調理にもより力を入れていくという。人気のマグロも品数を増やしているとのこと

青果の奥、後方エスカレーター側に移動した、各種製菓・製パンの材料や器具・道具を扱うトミーズ(TOMIZ)富澤商店(同千代田区)について、「ハンドメイドにこだわりを持つお客様に人気です」と語るのは、東急百貨店広報部長の石井さち代さん

新たに、対面での丸物調理コーナー横に地元「三浦半島漁場地図」を掲げた築地・中島水産(同中央区)、やはり新商品として松坂牛や、「焼き豚」「照り焼き」といった惣菜(調理品)の取り扱いを開始したという精肉あづま(株式会社セントラルフーズ、同品川区)の両専門店も、これまで通りの場所にありながらも「地元産品」をアピールするレイアウト展開もおこなっています。

冷凍食品はすっきり壁面に移動。共働き世帯やファミリー層を意識した店舗運営を目指す

冷凍食品はすっきり壁面に移動。共働き世帯やファミリー層を意識した店舗運営を目指す

これまでの日吉東急らしい「こだわりの逸品」と名付けた専門性、希少性の高い商品ばかりでなく、東急ストアが得意とする「個食・簡便・即食」に適した食品類、値ごろ感のあるドリンクやデザート、インスタント麺、カット野菜や冷凍食品、デリカも新たに取り扱うことで、「20代や30代といった、若い世代にも日々来店してもらえたら」と同ストアの店舗開発担当者。

日吉周辺で増加している共働き世帯やファミリー層といった、新たな来店客層の“裾野”をさらに広げていくことができるかに、大きな注目が集まりそうです。

)見出し横の写真は2021年4月22日10時のリニューアルオープン時の店頭の様子

【関連記事】

日吉東急の食品売場を「東急フードショー」に刷新、東急ストアと連携も(2021年3月23日)

【参考リンク】

4.22(木)東急フードショーオープン!(日吉東急アベニュー~東急百貨店公式サイト)


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