綱島駅・樽町エリアから港北区役所や新横浜駅方面への新路線が開設されます。臨港バス(川崎鶴見臨港バス)は、来月(2021年)7月1日(木)に綱島駅東口からトレッサ横浜を経由して新横浜駅を結ぶ「綱23系統(新横浜綱島線)」の運行を始めます。
臨港バスが新設する「綱23系統」は、綱島駅の東口にある「7番のりば」(鶴03系統のりば)を発着し、札の下や樽町を経由してトレッサ横浜から環状2号線に入り、師岡町内の仲谷戸などを経て、港北区総合庁舎や横浜アリーナ、新横浜駅を結ぶ新路線。
この路線はすべて港北区内を通っているのが特徴で、綱島駅・樽町エリアから師岡エリアや港北区役所、神奈川税務署、港北スポーツセンター、横浜アリーナなどへ乗り換えなしでアクセスできるようになります。
臨港バスは、綱島駅からトレッサ横浜までは同じルートを通る「鶴03系統」(綱島駅~トレッサ横浜~鶴見駅西口)を従来から運行していますが、港北区総合庁舎や新横浜駅方面へ向かう場合は、トレッサ横浜で「鶴02系統」(鶴見駅西口~トレッサ横浜~港北区総合庁舎~新横浜駅)に乗り換える必要があり、直通する路線を開設してほしいとの声が寄せられていたといいます。
こうした声を受けて「綱23系統」が設定されたもので、7月1日(木)の運行開始時は、平日が19本、土曜・休日は約12本と1時間に1本程度の運転本数となりました。
臨港バスが港北区内で新規路線を開設するのは、2015(平成27)年4月に東急バスとの共同運行で新設した「日95系統」(日吉駅~江川町~新川崎交通広場)以来となります。
なお、綱島駅と港北区役所を結ぶ路線は、綱島街道を経由する横浜市営バス「59系統」(綱島駅~港北区総合庁舎前~横浜駅西口)があり、新横浜駅へは新吉田町や新羽駅を経由する東急バス「綱72系統」(綱島駅~四ッ家~新羽駅~日産スタジアム前~新横浜駅)が運行されています。
今回の「綱23系統」は、環状2号線沿いに位置する港北区休日急患診療所など各公共施設へのアクセス時に重宝しそうです。
(※)この記事は、「新横浜新聞~しんよこ新聞」読者の方からの情報提供をきっかけに取材を行いました。ありがとうございます。
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【参考リンク】
・臨港バスの公式サイト(6月21日時点で「綱23系統」の情報は未掲載)