“図書取次拠点”は日吉に設置へ、市教委「駅近くの場所が望ましい」 | 横浜日吉新聞

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図書館機能を持つ「図書取次」の拠点は日吉駅の周辺に設置されることになりました。市立図書館を担当する横浜市教育委員会がきょう(2021年)2月19日(金)に開かれた横浜市会本会議で明らかにしたもので、「日吉駅周辺に設置できるよう、港北区とともに調整をしていく」(鯉渕信也教育長)と述べました。

綱島街道側から見た日吉駅

横浜市は、インターネットなどで予約した市立図書館の本を貸出・返却するための「図書取次サービス拠点」を“港北区の北部地区”に置くため、4月から始まる新年度の予算案に2458万円を盛り込んでいます。

設置について鯉渕教育長は、「多くの人が便利に利用しやすい駅近くの場所が望ましいと考えている」とし、「市営地下鉄と東急東横線が乗り入れている日吉駅周辺に設置できるよう、港北区とともに調整をしていく」と、市会本会議で質問した古川直季市議(旭区、自民党)に対して答弁。詳細な場所は明かしませんでした。

市営地下鉄グリーンラインの1番出入口、慶應大学の「協生館」前にある

なお、日吉駅の周辺でテナントスペースを設けている場所としては、慶應義塾大学日吉キャンパス内に民間の飲食店なども入る「協生館」が置かれているほか、商店街が位置する西口側にも民間のビルがいくつかあります。

複数の関係者によると、今回の図書取次拠点は既存の公共施設内には設置しない見通しです。

【関連記事】

日吉などの区内北部に「図書館機能」、横浜市が新年度に2500万円の予算案(2021年2月1日、図書取次拠点の設置に至った経緯と詳細)

【参考リンク】

令和3年度 横浜市予算案について(横浜市財政局)

図書取次サービス(横浜市教育委員会、現在は市内に8カ所開設されている)


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