今こそ地域ビジネスに挑戦、セカンドキャリアセミナーは全編「オンライン」開催へ | 横浜日吉新聞

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「コロナ禍」に負けない地域起業とは――今年度のセカンドキャリアセミナーは、全編「オンライン」での開催となりました。

昨年度(2019年度)に続き2年目の開催となる「港北区セカンドキャリア地域起業セミナー」。今年はオンラインのみの実施予定となった(関内イノベーションイニシアティブ株式会社提供)

昨年度(2019年度)に続き2年目の開催となる「港北区セカンドキャリア地域起業セミナー」。今年はオンラインのみの実施予定となった(関内イノベーションイニシアティブ株式会社提供)

横浜市港北区役所(大豆戸町、栗田るみ区長)と関内イノベーションイニシアティブ株式会社(中区北仲通、治田友香社長)は、昨年度(2019年度)に引き続き2回目の開催となる「港北区セカンドキャリア地域起業セミナー」を、今月(2021年)1月23日、2月13日、2月27日のいずれも土曜日、14時から16時30分までの全3回開催します。

当初は、港北区役所内会議室でのリアルの開催と、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を併用しての開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発令されたことを受け、3日間とも「Zoom」を活用したオンライン開催のみに変更することが決定。

「コロナ禍」の今だからこそ、地域で何かを始めたい、新たな一歩を地域で踏み出してみたいという方が受講対象となっており、「身近な地域での起業へ向けソーシャルビジネスの基礎を講義やワークショップを通して学ぶことができます。ビジネスプランのブラッシュアップの後押しをさせていただければ」と、今回のセミナーを担当する同社・事業担当の中川陽子さん

関内イノベーションイニシアティブ株式会社の治田社長も登壇予定(港北区セカンドキャリア 地域起業セミナー特設サイトより)

関内イノベーションイニシアティブ株式会社の治田社長も登壇予定(港北区セカンドキャリア 地域起業セミナー特設サイトより)

初回となる1月23日の講座では、まずは「港北区の現状・課題」について、港北区高齢・障害支援課の担当から説明。「地域における起業とは」というテーマで同社の治田社長が講演、「地域の種まき、地域とのつながり」をテーマに、公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団(東京都新宿区)の澤岡詩野主任研究員を講師に招いたとしたワークショップを実施します。

2日目となる2月13日には、神奈川県を拠点に活動する中小企業診断士の安永麻実子さんを招き「事業計画・資金計画」について学んだ後、「農家ダイニングそざいや」(大倉山3)の小山晃一代表「熊野の森もろおかスタイル」(師岡町)の肥後貴美子代表による「先輩起業家」の話を披露する予定です。

また、最終回となる2月27日には、各自の立案したビジネスプランの「プレゼンテーション」を実施、ビジネス実現への仲間作りを行うことも目的としています。

2019年度開催時は32人が参加、28のプランが発表された(関内イノベーションイニシアティブ株式会社提供)

2019年度開催時は32人が参加、28のプランが発表された(関内イノベーションイニシアティブ株式会社提供)

特に、当初、予定されていた「地域起業家・拠点訪問」も、緊急事態宣言中の2月上旬までは一旦中止となったことから、「初回(1月23日)の開催時に、各拠点を紹介する時間を設けたいと思います」と、“先輩起業家”たちの日々の歩みをリアルに伝えることにも、講座内で力を入れていきたいと中川さん。

今回の定員は30人までで、定員を超過した場合はエントリー内容を元にした選考あり。参加費は無料。来週1月18日(月)までのインターネットでのエントリー申し込みが必要です。

昨年度開催時も、応募定員が早々に埋まるなど、中川さんは、地域起業家熱の高まりを感じてきたといい、「社会起業家の育成経験が豊富な運営スタッフが登壇します。地域社会への第1歩をこの機会に踏み出してみませんか」と、治田さん、中川さんは、同セミナーへの多くの参加を呼び掛けています。

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「ソーシャルビジネス」で初の起業講座、港北区役所での受講者を募集(2019年11月6日)※昨年の募集記事

【告知】港北区と共催「港北つなぎ塾」、12月は“シニアの地域活動支援”がテーマ(2020年12月8日)※関連する登壇者・受講者が多い

【参考リンク】

セカンドキャリア地域起業セミナー in 港北(横浜市港北区)※オンライン受講のみに変更

港北区セカンドキャリア 地域起業セミナー特設サイト(関内イノベーションイニシアティブ株式会社)※オンライン受講のみに変更


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