綱島温泉の旅館跡だった「新水パーキング」が解体、駅開業までにビル建設を予定 | 横浜日吉新聞

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4月末で閉鎖し、6月下旬までに解体工事が行われる「新水パーキングセンター」(5月4日撮影)

綱島温泉の名残がまた一つ消えることになりました。綱島街道沿いの綱島東1丁目の立体駐車場「新水パーキングセンター」が先月(2018年4月)末で閉鎖し、6月下旬までの予定で解体工事が行われています。

同地は1980年代初頭までは温泉旅館「新水」として使われており、その跡地を使って時間貸しと月極の駐車場を設けていました。

敷地内にあった一部の塀や木々などは温泉旅館時代からのものとみられますが、これらも解体になるとのことです。

敷地内の木々などどこか温泉旅館時代の雰囲気を残していた「新水パーキングセンター」(2016年9月撮影)

関係者によると、新水パーキングセンターの解体後は、相鉄・東急直通線の新綱島駅(仮称)の工事用地として使われ、新駅の開業までには同敷地を使って新たにビルを建設する計画だといいます。

新綱島駅の建設地付近では、2015年まで営業していた日帰り温泉施設の「東京園」の建物がすでに解体されており、駅開業までには周辺で28階建ての複合ビルをはじめ、複数のビルやバスターミナルを設ける構想があり、これから先の風景は大きく変わりそうです。

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【参考リンク】

新水パーキングセンターの場所(グーグルマップ)


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