日吉で生まれた大学院が10周年を迎えます。慶應義塾大学日吉キャンパスを拠点とする同大大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)は、2008年4月の開設から丸10年を迎えたことを記念し、今月(2018年5月)13日(日)に式典や展示、ワークショップなどの記念イベントを協生館で開きます。
慶應義塾の創立150年事業の一環として設立されたSDM研究科は、技術システムから社会システムまで、あらゆる“システム”のデザインとマネジメントが研究対象。理系や文系をを横断した型での解決策を提案(デザイン)する「国際的に例を見ない大学院」(同研究科)として知られます。社会人を中心に計200人超の学生が所属しており、教員は行政や研究所、企業勤務経験者が目立っています。
13日の記念イベントでは、13時から15時30分まで式典を行うほか、同研究科の説明セミナー(10時~11時)やプロジェクト・共同研究展示(10時~13時、15時30分~18時)のほか、小学校を対象とした「マシュマロチャレンジ」(1~3年生、10時と11時20分から各40分間)と「システム×デザイン思考ワークショップ」(4~6年生、10時と11時30分から各60分間)も予定。
いずれも参加費は無料ですが、式典とセミナーは事前登録が必要。小学生向けのワークショップは、当日9時から協生館2階のイベントホールで整理券が配布されるとのことです。
なお、同研究科では「10年記念公開講座」も4月から連続開催しており、今週11日(金)の19時から前ローソン社長で株式会社ハーツユナイテッドグループ社長の玉塚元一さんを招くほか、18日(金)19時には建築家の岡部憲明さん、来月(6月)1日(金)19時は脳科学者・作家の茂木健一郎さんをそれぞれ招いての公開講座を行う予定で、事前登録により先着順で聴講が可能です。
【2018年5月13日追記】

横浜市を代表し栗田るみ港北区長が2017年6月から区との連携協定を結び、日吉台小での授業や車いすテニス体験でのデータ活用についての試みに触れ、様々な地域課題の解決につながっていくことを期待したいとあいさつ
【関連記事】
・日吉の慶應大学院「SDM研究科」と港北区が連携協定、日吉台小で先進授業も(2017年6月2日、SDM研究科は港北区と連携し公開講座も行っている)
【参考リンク】
・5月13日(日)「慶應SDM開設10年記念式典」(SDM研究科)
・5月11日(金)19:00「経営者としての挑戦と学びの共有~玉塚 元一氏」(第2回「10年記念公開講座」)
・5月18日(金)19:00「デザインのプロセスをめぐって – モデル・シミュレーション・コミュニケーション~岡部憲明氏」(第3回「10年記念公開講座」)
・6月1日(金)19:00「脳科学から見た人工知能のシンギュラリティ~茂木健一郎氏」(第4回「10年記念公開講座」)