来春(2018年)3月30日で横浜市営地下鉄「グリーンライン」の開業から10周年を迎えます。市交通局では沿線を対象とした記念イベントを行うほか、それまでに日中の運転本数を増強するなどのダイヤ改正も行う考えです。
今から9年ほど前の2008年3月30日に開通したグリーンラインは、日吉駅からセンター南・北駅を経由して緑区の中山駅まで13.1キロを結ぶ地下鉄として開業。鉄道の開通で沿線の宅地開発が年々進行した結果、日吉本町や高田の両駅では、開通6年後の2014年度までに100万人規模で利用客が増えるなど混雑が激しくなっています。
現在、4両編成で運転されている列車を6両に増強する構想はあるものの、現在までに具体化しておらず、4月から始まる来年度(2016年度)の交通局の予算案にも計上されていません。
一方、同予算案ではグリーンラインについて、来年度中に日中の運転本数増強などのダイヤ改正に関する内容のほか、10周年記念事業に関しても300万円の予算が組まれています。交通局では「ダイヤ改正や10周年記念イベントに関しては、来年度中に具体化していくことになる」と話しています。
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