<グリーンライン>混雑率163%の朝ラッシュに増発へ、昼間の“ガラガラ”も課題 | 横浜日吉新聞

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横浜市営地下鉄グリーンラインの混雑対策として、来年(2018年)3月から朝のラッシュ時に増発が行われます。現在、6両編成化に向けて車両投入の財源確保などの具体的な検討が行われているものの、「まだしばらく時間を要する」(市交通局)ことから、当面の対策として1時間あたりの本数を増やし、混雑率を8%程度減らしたい考えです。

グリーンラインは昼間の乗車率の低さが課題となっている

先週(10月)5日に開かれた横浜市会「決算第二特別委員会」で、瀬谷区選出の川口広市議(自民党)の質問に横浜市交通局の城博俊局長が明かしたもの。2016(平成28)年度の朝ラッシュ時間帯の混雑率は163%にのぼっているといい、対策として来年3月から1時間あたりの最大運転本数を18本から19本に増やす方針です。

グリーンラインは、建設コストを削減する観点から4両編成で開業したものの、都筑区内では2008年の開業時と昨年度を比べ乗車人員が約70%も増加。一方で「平日昼間の乗車率は平均30%程度で、グリーンライン単独だと依然赤字状況」(市交通局)であるといいます。

今後、通勤客が集中する朝7時から8時台の対策として、近い将来の6両編成化することと並行し、昼間の乗客増に向けた取り組みも迫られそうです。

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