綱島に本社置く老舗“ものづくり系”上場3社が苦戦、中国市場の失速も影響

横浜日吉新聞
綱島街道からも見える場所にあるリーダー電子の本社ビル

綱島街道からも見える場所にあるリーダー電子の本社ビル

綱島には東京証券取引所JASDAQ(ジャスダック)市場に上場している3社が本社を置いています。

電気計測器メーカーとして知られるリーダー電子(綱島西2丁目、北川昇社長、社員数78人、1954年創業)と、回路の安定性と高性能を実現するためのネガティブフィードバック(NF)制御技術に強みを持つエヌエフ回路設計ブロック(綱島東6丁目、高橋常夫社長、社員数338人、1963年創業)、電子部品などのメッキ加工技術を持つ山王(綱島東5丁目、鈴木啓治社長、社員数481人、1969年創業)です。

エヌエフ(NF)

エヌエフ(NF)回路設計ブロックのホームページ

3社とも“ものづくり分野”では高い知名度を持つ老舗企業ですが、このほど発表された四半期決算によると、揃って苦戦していることが明らかになりました。

2016年1月29日に発表されたリーダー電子とエヌエフ回路設計ブロックの第3四半期連結決算(2015年4月1日~12月31日)では、2015年の同時期と比べ、両社とも売上・利益が減少していました。リーダー電子の最終損益は1億1400万円の赤字となり、エヌエフ回路設計は経常利益が前年同時期比27.1%減って4億6300万円、最終損益は同21.5%減の3億1100万円でした。

山王の技術はスマートフォンなどに欠かせない

山王のめっき加工技術はパソコンやスマートフォンなどに欠かせない(同社事業紹介ページより)

昨年12月15日に第1四半期決算(2015年8月1日~10月31日)を発表している山王も売上が前年同期比12.4%減で、経常利益はマイナス2億200万円、最終損益は2億900万円の赤字となっていました。

赤字を出したリーダー電子と山王は、中国経済の減速によってアジア地域の売上が減ったことが響いたとみられます。エヌエフ回路設計は、カスタム応用機器の売上減が影響したといいます。これから街の発展が予想される綱島にとって、地元を代表する老舗3社に元気がないのは少し気がかりなところです。

なお、日吉と綱島地区の上場企業では、綱島に近接した樽町3丁目に東証一部上場で自動車部品メーカーのヨロズ(佐藤和己社長、社員数連結6828人)が本社を置いており、日吉では箕輪町1丁目に東証一部のゲーム会社、コーエーテクモホールディングス(襟川陽一社長、社員数連結1497人)があります。

【関連記事】
東急高架に近い「綱島東2」のマンション予定地、12月に6階建て28戸で着工へ(2015年9月25日、旧リーダー電子の土地に建設)

【参考リンク】

リーダー電子(綱島西2)

エヌエフ回路設計ブロック(綱島東6)

山王(綱島東5)

ヨロズ(樽町3、東証一部)

コーエーテクモホールディングス(箕輪町1、東証一部)


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