グリーンラインの3月ダイヤ改正、平日朝・昼・深夜・土日昼間ともに増便へ | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

横浜市交通局は来年(2018年)3月に地下鉄グリーンラインで実施するダイヤ改正の概要を横浜市会に公表しました。平日7時15分から8時15分に最混雑区間である日吉本町駅から日吉駅間の混雑率を緩和するため、1時間あたりの運行本数を18本から19本に増便。日中の運転間隔も短縮し、平日・土休日ともに1時間あたりの運行本数を2本増やして、1時間8本体制での運転が行われます。

グリーンラインの乗車人員は右肩上がりで増えている(横浜市交通局発表の資料より)

現在、朝ラッシュ時に21分で結んでいる日吉と中山間で、速度アップによって20分間に短縮。運転間隔を短くすることで増便し、日吉本町と日吉間の混雑率を163%から155%程度に下げたい考えです。

また、現在は平日・土休日とも昼間の運転間隔は「7分から10分に1本」となっていますが、これを「7分30秒に1本」に統一。この結果、毎時8本の列車が運転されることになります。

平日・土休日の昼間は毎時8本の運転となり、わかりやすくなる(横浜市交通局発表の資料より)

このほか、平日の深夜帯に日吉駅で東急線からの乗り換え客に対応するため、0時40分の最終電車までに1本を増便し、24時(0時)台に5本の列車を運転。平日17時台に上下線ともに運転を1本増やし、夕方ラッシュ時間帯にも輸送力を向上させる計画です。

グリーンラインは2008年3月の開業以来、毎年右肩上がりで乗車人員が増加。2008年は1日あたり7.2万人だったのが8年後の2016年には同14万人と倍近くにまで膨らんおり、輸送力の増強が定期的に行われてきました。今回の増便でも対応できない場合は、6両編成化を実施せざるを得ないことになりそうです。

【関連記事】

<グリーンライン>混雑率163%の朝ラッシュに増発へ、昼間の“ガラガラ”も課題(2017年10月10日)

グリーンラインのダイヤ改正は2018年3月、日中の運転間隔を短縮へ(2017年2月25日)

【参考リンク】

グリーンラインのダイヤ改正についてPDF、2017年12月14日、横浜市会水道・交通委員会資料)

グリーンラインダイヤ改正 <3月17日からの時刻表>(横浜市交通局のサイト)※リンク追記


カテゴリ別記事一覧