臨港バスの36年ぶり「終日スト」に驚き、12/5(月)は始発から通常通り運転

横浜日吉新聞
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昨日(2016年12月)4日(日)に行われた川崎鶴見臨港バス(臨港バス)のストライキでは、同社全37路線のうち、路線維持のために横浜市から補助金を受けている「鶴11系統」(鶴見駅東口~江ヶ崎)の1路線を除き、新横浜と羽田空港を結ぶ高速バスも含め36路線の約4000本が運休となりました。

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組合側が設置したストの告知(綱島駅)

マスコミの報道によると同社でのストは36年ぶりで、約10万人に影響が出たといいます。なお、スト実施の期限は4日の始発から24時間のため、5日(月)は始発から通常通りの運転になると発表されています。同日が通用期間に含まれる定期券の持参者は、利用できなかった1日分の代わりに往復乗車が可能な臨時乗車証を窓口で発行するとのことです。

今回のストを実施したのは、鉄道会社・バス会社の全国組織である「私鉄総連」に加盟する臨港バス交通労働組合(幸区神明町)。同組合のフェイスブックページによると、全国的にバス運転士が不足するなかで同社でも「不足する運転士の仕事は残業でカバーをし、日々のバス運行を確保しているのが実態で、改善のきざしが見えません」といい、長時間拘束の是正など4項目を会社側に要求しました。

日吉駅では共同運行先の東急バスに気をつかってか、ほとんど目立たない場所にストの告知が貼られていた

日吉駅では共同運行先の東急バスに気をつかってか、目立たない場所にひっそりとストの告知が貼られていた

一方、会社側は「要求項目ごとに、有額回答も含んだ回答をしましたが、組合は不満足で到底妥協はできないとの姿勢」だったといい、妥協点を探りましたが、4日始発からストに突入。解決できないまま、終日の運休となってしまいました。

横浜市港北区内では、日95系統の「新川崎日吉線」(日吉駅~江川町~小倉~新川崎交通広場)を東急バスと共同運行する日吉駅東口の乗り場には、A4大の紙が時刻表部分に1枚貼られただけで、いつもと変わらない様子。日中は2本のうち1本は東急バスが運行するため、減便という形で運転が行われました。

綱島駅東口の臨港バス・鶴見駅方面行の乗り場では、電光掲示板にも「スト決行中」の文字が流れていた

綱島駅東口の臨港バス・鶴見駅方面行の乗り場では、電光掲示板にも「ストライキ決行中」の文字が流されていた

川51系統「川崎綱島線」(綱島駅~駒岡十字路~末吉橋~川崎駅西口)と鶴03系統「綱島鶴見線」(綱島駅~駒岡~トレッサ横浜前~鶴見駅西口)の2路線を運航する綱島駅東口は、いずれも数枚のスト告知文が貼られ、なかには手書きで「スト決行中」と急いで書かれたような紙も。

高架下のターミナルから離れた鶴見駅行の乗り場では、電光掲示板に「ストライキ決行中」との文字も流れ、ストに気付いた乗客らが急いで横浜市営バスの鶴見駅行の乗り場へ急ぐ姿も見られました。

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菊名駅東口ではバス停からタクシーに乗り込む人の姿も

鶴01系統「菊名線」(菊名駅前~港北小学校~内路~鶴見駅西口)の始発着駅である菊名駅東口では、ストの告知文に気付かず、階段に並ぶ人がいたり、タクシーに乗り込む人の姿も目立ちました。

このほか、鶴02系統「新横浜線」(新横浜駅~港北区合同庁舎~トレッサ横浜~鶴見駅西口)と、京急バスと共同運行する「新横浜羽田空港線」(新横浜プリンスホテル~新横浜駅~羽田空港)の臨港バス担当便も終日運休となりました。

インターネット上や本紙に寄せられた声には、「朝からストに気付かず並んでいてバスが来ないのでびっくりした」「今時ストを行うなんてすごい」といった内容がありました。

【関連記事】

臨港バスの労使交渉が決裂、12/4(日)ほぼ全路線で24時間ストライキに突入(2016年12月4日)

【参考リンク】

臨港バス公式サイト

臨港バス交通労働組合のフェイスブックページ


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