<綱島駅東口・新綱島駅周辺>再開発計画を決定へ、2/16(火)夜に市が説明会 | 横浜日吉新聞

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2016年2月16日(火)に開かれる市の素案説明会資料(横浜市)

2016年2月16日(火)に綱島地区センターで開かれる市の素案説明会資料(横浜市)

横浜市は綱島駅東口と新綱島駅(仮称)付近の再開発計画について、市の素案を説明する会を2016年2月16日(火)19時から綱島地区センター(綱島西1)で開くと発表しました。

綱島駅の東口では、相鉄・東急直通線と新綱島駅の建設が2019年4月の開業へ向けて工事が行われており、同時に周辺では「綱島東一丁目地区地区計画」(綱島東1~2丁目)と名付けられた再開発が進められる予定です。

再開発地域は綱島駅東口の駅前と、旧綱島温泉東京園が立地し、地下に新綱島駅が設けられる一画で、総面積は4万4000平方メートル(東京ドームより少し狭い程度の面積)の区域となっています。

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再開発区域はAからEの5エリアに分けられている(横浜市の資料に本紙で場所などの情報を追加)

区域内ではAからEまでの5つの地区に分け、それぞれ土地の利用方針を設定。たとえば、旧東京園があるA地区では「新駅と隣接する利便性を生かした駅前にふさわしい土地利用を図る」とし、横浜市の歴史的建造物である「池谷(いけのや)家住宅」が位置するE地区は「周辺の土地利用と調和した、歴史的資産や緑地、農地等を適切に配置する」などと定めています。

旧「綱島温泉東京園」の一画では新綱島駅の建設が進む、右手に見えるのはピーチゴルフセンター

旧「綱島温泉東京園」の一画では新綱島駅の建設が進む、右手に見えるのはピーチゴルフセンター(2015年9月撮影)

これらの地域では、バスやタクシーなどの乗降場を再編し、一部を新綱島駅側に移すほか、約1000台が収容できる自転車駐車場をA地区の地下に新設。28階建て約240戸の高層マンションや、芸術活動の拠点となる区民文化センターの建設もB地区で行われます。

綱島街道を安全に横断できる立体横断施設の整備や、周辺道路の拡幅も計画に含まれています。エリア内には3カ所の広場も設置されます。

再開発区域内には歴史的建築物の「池谷(いけのや)家住宅」もある

再開発区域内には歴史的建築物の「池谷(いけのや)家住宅」もある

計画では建物の高さ制限も新たに定め、B地区の一部では「100メートル以下」(30階程度まで)や「40メートル以下」(10階建て程度まで)など、高層建築が可能な規制とする一方、これらの地域で建てる建物は「福祉のまちづくりの観点から公共性の高い施設として、特に施設利用者のバリアフリーに配慮した施設とする」と定めています。

横浜市は2月16日に住民向けの説明会を行ったあと、計画の決定に向けた法的手続き(都市計画決定手続き)に入る方針です。都市計画決定手続きのなかでは、計画に対して住民が意見を述べる「公述」が可能となっています。公述希望者がいる場合は、3月15日(火)19時から「公聴会」があらためて開かれます。

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【参考リンク】

新綱島駅(仮称)周辺地区の都市計画市素案説明会の開催(横浜市)

都市計画市素案説明会のお知らせPDF、今回の素案概要と説明会のお知らせ)

新綱島駅周辺地区のまちづくりの進捗状況についてPDF、2015年7月7日、写真付きの詳細資料)


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