神奈川県ではめったに見られない麦。麦踏み体験で大地を感じてみませんか――。空き家を活用した異世代交流スペースとして話題の「えんがわの家よってこしもだ」(下田6)が主催する麦踏み体験「みんなで麦踏み」が、2016年2月11日(木・祝)10時より、高田町にある藤田農園で行われます。
藤田農園は、カリフラワー、トマトを中心に、50種類程度の野菜、果物を栽培している専業農家で、横浜市の環境保全型の農業推進者として知られ、減農薬、無農薬の野菜、果物にも挑戦しています。
よってこしもだのスタッフ・花田美香さんによると、藤田農園では今から5年ほど前から、神奈川県や関東南部で生育が難しいとされる小麦の栽培にも挑戦、ある程度栽培のノウハウが固まったことから、2014年11月よりよってこしもだと連携し、小麦の種まき、生育を助けるという麦踏みや、雑草取り、カラスよけ作り、麦刈り、そして収穫した小麦粉を利用したうどん作りなどを体験できるプログラムを実施することで、多くの参加者に好評を博しています。
小麦の収穫(麦刈り)時期は梅雨時期にあたってしまうため、また、農地が狭く機材がコスト高になることから、そもそも神奈川県は小麦栽培には適していないとされ、また出来た小麦も高い価格になってしまうため、なかなか売れないことから、神奈川県で小麦作りにチャレンジする農家は極めて少ないとされています。
そんな中、藤田農園では、そういった栽培の難しさや、地元のものを食べることの素晴らしさを地域の子どもたちに知ってもらえたら、とよってこしもだとの連携をスタートしたのです。
麦踏みは、前年の秋、11月くらいに植えた小麦の苗が10cm(センチメートル)くらいまで成長した苗が、冬の霜柱で根が浮き上がってくるのを、1月から2月のタイミングで踏みつける作業です。「ぎゅっ、ぎゅっと、力を込めて踏むんです。何度か踏むと、麦は立ち上がり、また根が安定するんです」と花田さん。「横歩きでみんなで緑の綺麗な苗を踏む作業は、ワイワイガヤガヤ、とても楽しく、そして、冬の空気の中、麦畑の広さ、大地を踏んでいる感覚が、とても心地よいのです」と、麦踏み作業の魅力を語ります。
「大人から子どもまで、どなたでも参加いただけます。麦踏みの後は、『みんなで遊ぼう!』イベントも予定しています。広々とした日吉近郊の麦畑を体感いただけます。奮ってご参加ください」と花田さんは、多くの人々の「麦踏み」への参加を呼び掛けています。
よってこしもだ「みんなで麦踏み」イベント参加は要事前予約。ゲスト参加者は700円、会員は500円、未就学児は無料。当日は藤田農園小麦畑に集合、雨天の場合は中止となります。
【申し込み・問い合わせ先】
・えんがわの家よってこしもだホームページ(NEWS 2月のスケジュールみんなで麦踏み)
【参考リンク】
・よってこ 小麦クラブ ブログ(えんがわの家よってこしもだ)
【交通案内】日吉駅西口ターミナルから東急バス(日21系統)高田町行きで「県営アパート」下車すぐ
【地図・ルート】グーグルマップ※日吉駅西口から中央通り・下田小学校・横浜下田郵便局経由で約37分(2.9km)※集合場所は上記申し込み・問い合わせ先リンクをご参照ください
【関連リンク】
・「畑で学び、食べる」農業体験、藤田農園(高田町)で11/14(土)から4回開催(2015年11月11日)
・“空き家”活用の先進事例「よってこしもだ」で月2回の親子英会話教室(2015年12月5日)
・子連れでジャズを楽しめる、12/18(金)夜に「よってこしもだ」クリスマスライブ(2015年12月17日)
・英語を共に学びあう「よってこしもだ」のTOEICタイム、今月は1/28(木)に(2016年1月19日)