今回は都筑区で旧大山街道と宿場町の面影を感じながら眺望を楽しむ行程となりました。
港北ボランティアガイドの会は今月(2024年)5月21日(火)午前に開くウォーキングツアー「旧大山街道、荏田の尾根道を歩く」の参加者60人を5月13日(月)まで募集中です。
今回のツアーは港北区外へ出て、早淵川の上流に沿った旧大山街道を歩くのが特徴。江戸庶民による“大山詣(おおやままい)り”の道として賑わった「荏田(えだ)宿」では庚申塔や石灯篭から当時の繁栄をしのびます。
さらに旧大山街道沿いでは「霊泉(れいせん)の滝」や「真福寺」を通り、荏田の尾根道へ続く細い裏道を歩き、高い崖の上からは遠くは新宿方面や武蔵小杉のビル群も遠望できる眺望も楽しめます。
当日は9時30分にブルーライン・中川駅へ集合することから始まります。駅前に広がる「花と緑の散歩道」と「烏山公園」を抜け、住宅地を少し歩くと右側にひっそりとある「老馬鍛冶山(ろうばかじやま)不動尊」の石段を下りると、そこが旧大山街道。
“横浜の名水七選”にも選ばれているという霊泉の滝を見てさらに歩くと、綱島西付近で鶴見川に注いでいる早淵川の上流に出ます。川に沿った緑豊かな道を進んだ先が、東京から大山詣りでに出た旅人が最初に泊まった荏田宿のあったところです。
「荏田下宿(しもじゅく)の庚申塔」や、栄えていた頃の荏田宿の町並みを描いた看板から江戸期を想像できそう。
この先は旧大山街道を離れ、江田駅に向かうバス通りの裏のひっそりした小路を通り、荏田小学校の裏手にあたる丘陵を上り、尾根道を歩きます。
ほどよく上った先の道路沿いのビュースポットから、港北ニュータウンの街並みなど気持ちの良い展望を楽しみたいところ。
そこから住宅地を抜けて「都筑中央公園」に到着。ここは港北ニュータウン建設前の自然の地形や植生を活かして作られた公園として知られます。この丘を越えたところがゴール地点のセンター南駅です。
全行程は約5.4キロの距離でアップダウンもある「やや健脚」向けのツアーとなりました。
参加費は500円。港北ボランティアガイドの会のホームページ内にある申込フォームなどから5月13日(月)17時までに事前申し込みが必要。定員は60人で応募者多数の場合は抽選となります。
【参考リンク】
・2024年5月21日(火)午前開催「旧大山街道、荏田の尾根道を歩く」(港北ボランティアガイドの会、申込は5月13日17時締切)