慶應義塾高校の「夏の甲子園」優勝で盛り上がる日吉地区。子どもたちに“野球の楽しさ”を伝える体験会が開かれます。
日吉の小学生野球チーム「宮前パワーズ」は、今月(2023年)11月5日(日)10時から11時30分まで「野球体験会」イベントを、箕輪小学校(箕輪町2)で初めて開催します(雨天中止の際は同チーム公式インスタグラム上で朝9時に告知予定)。
対象は未就学児(保育園・幼稚園)から小学校4年生くらいまで。
「広々とした校庭グラウンドで野球の楽しさを子どもたちに体験してもらう」ことを目的とした今回のイベントでは、ピッチャー体験やフライキャッチ体験、ミニバッティングや塁間タイム計測といったプログラムを用意。
校庭グラウンドで“気持ちよくキャッチボール”することを目的とした「親子キャッチボール」体験も同時開催する予定です。
「日吉台球場」に最も近い“矢上小”がホームグラウンド
現在、矢上小学校(日吉3)を本拠地とし、箕輪小学校や樽町グラウンド(樽町2)での練習を行うこともあるという「宮前パワーズ」。
1984(昭和59)年頃に、日吉宮前地区(日吉5~7丁目)の子ども会ソフトボールチームとして設立したといい、2003(平成15)年に港北区少年野球連盟に加入し「少年軟式野球チーム」に転換。
2023年からは、現在の古田鉄兵監督のもと活動を行っているといいます。
現在、小学校1年生から6年生まで、17人在籍しているという選手(うち女子は1人)の多くは矢上小学校に通学していますが、箕輪小学校の選手が5人。
かつては日吉南小学校や日吉台小学校、綱島東小学校など近隣の学校からも通ってきている選手がいた時期もあったといい、川崎市在住者も入部が可能です。
体験会当日は監督とコーチ6人、保護者7人から8人が対応し、「怪我がないよう、実施したいと思います」と同チームの担当者。
例年、告知を行っての体験会は春と秋の年2回程度、矢上小学校で行ってきましたが、夏過ぎには「慶應義塾高校野球部の夏の甲子園優勝という大躍進の効果もあるのでしょうか、体験練習の参加者も増えてきました」とのこと。
「矢上小学校にほど近い地元の高校でもあり、選手・保護者ともに応援に熱が入りました」と、同高校の本拠地である慶應日吉台球場にも最も近い野球チームとして、“野球の楽しさ”を伝えていくことをチームの最大の目標にしているとしています。
「野球」を通じた小学生時代の思い出を
今回の体験会で使用するグローブ、バット、ボールはチーム側が用意するとのことで、「ボールを投げて、打って、走って、キャッチして。気軽に遊びに来て、野球を楽しんでくれたら嬉しいです」と同担当者。
親子キャッチボールの場所も設定。「久しぶりにボールを投げたい保護者の皆様もぜひご来場ください。親子キャッチボールは誰でも参加可能。選手とキャッチボールしてみたい方は当日コーチに声かけてください」と、まずは野球に楽しみ、親しめる“キャッチボール”を楽しんでもらいたいとの想いを語ります。
同体験会の事前予約は不要となっており、参加費は無料。
開催当日10時に箕輪小学校の西門に集合、途中退出も可能となっています。
アクセスについては、「箕輪小学校の在校生は徒歩でご来場ください。同小学校以外の児童や保護者は、自転車駐輪場所がありますので、当日ご案内します」とのこと。
入部の際は部費(月額3000円)以外は、帽子(3000円)、練習着、グローブ、スパイク代などがかかるといい、「帽子以外で試合で着用するユニフォームは、チームから貸与しています。バットはチーム所有の貸し出しがあります」と、費用負担や保護者の役割についても配慮を行いながら、チーム運営の協力を呼び掛けるスタンスで行っているとのこと。
「野球を通して、子供たちが元気に明るく育って、小学生時代の良き思い出としてもらえれば」と、同チームは、かけがえのない小学校時代のスポーツ体験としての同チームへの入部も広く呼び掛けていく考えです。
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【参考リンク】
・宮前パワーズ公式インスタグラム ※体験会や最新の活動についてなど