2024年「港北オープンガーデン」日程決定、会場募集も今後の“方向性”を示せるか | 横浜日吉新聞

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“地域”での花と緑を育て愛でる輪を、個人で、団体で広げていくイベントの「今後の方向性」にも注目が集まりそうです。

2013(平成25)年に綱島地区のみで開催、翌2014(同26)年の第2回開催から港北区内全域で行われてきた「港北オープンガーデン」(同運営委員会・港北区区政推進課主催)は、来年(2024年)に行われる第12回目の開催日程を発表。

例年通り「4月の部」として、4月19日(金)から4月21日(日)までと、「5月の部」として5月10日(金)から5月12日(日)までの各3日間の日程で開催します。

来年(2024年)に行われる第12回「港北オープンガーデン」会場募集の案内チラシ(主催者提供)

来年(2024年)に行われる第12回「港北オープンガーデン」会場募集の案内チラシ(主催者提供)

来月(2023年)11月30日(木)まで参加会場と協賛企業の募集を実施。

「相鉄・東急新横浜線」でアクセスしやすくなった、相鉄線の瀬谷駅が最寄りとなる「米軍上瀬谷通信基地」の跡地で、2027年3月から9月まで、国際園芸博覧会「GREEN×EXPO(グリーンエキスポ)」が開かれることもあり、“機運醸成”という観点からも、これまで以上に注目を集めることが予想されます。

昨年は過去最多の126カ所となり、大きな盛り上がりが期待されたものの、計画されていたツアー企画が雨天中止になるケースも多く、屋外開催のイベントだけに「代替プラン」を設けることができないことから、事前告知による盛り上がりに“水を差す”状況も続いています。

新たに「港北オープンガーデン」公式LINEアカウントが開設された

新たに「港北オープンガーデン」公式LINEアカウントが開設された

一方で、「新しい試み」も行われており、今回から「公式LINEアカウント」を初めて開設。最新情報を「友だち登録」することで、主催者から直接情報を受け取ることができるようになりました。

また、横浜市が2014(平成26)年11月に始めた「よこはまウォーキングポイント」との連携も検討されており、実現した際は、「健康づくり」の一環としての楽しみも増えることから、広報PRや地域コミュニティづくりの一助としても力強い“応援団”となりそうです。

「イベント色」という点では、港北区制80周年、また東京2020オリンピック・パラリンピックの英国キャンプ地となることも踏まえた2019年に、キャラクターとの記念撮影やスタンプラリー企画が新たに立ち上がったものの、「コロナ禍」による“中断”を経て、当時の“フィーバー”には戻り切れていない状況が続いています。

「スタンプだけ押して、庭を見てくれない」という声も参加会場の一部から上がっているといわれており、花と緑そのものに親しむ「原点」に立ち返るのか、またイベント色を強め“盛り上がり”を期待するのかといった、今後の方向性についての議論も、より重要な局面に差し掛かってきているといえそうです。

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【参考リンク】

港北オープンガーデン(港北区区政推進課)

2024年春の「港北オープンガーデン」参加会場を11月末まで募集中です(港北区連合町内会)

第12回港北オープンガーデン 参加会場を募集します!(横浜市記者発表資料)


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