神奈川県、鶴見養護学校や中原養護学校などの校名を「支援学校」に変更 | 横浜日吉新聞

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神奈川県は「養護学校」の名称を使っている鶴見中原など県立の特別支援学校23校について、来月(2023年)4月1日(土)から名称を「支援学校」に変更することを決めています。

かつて障害を持つ児童・生徒の教育機関は「盲(もう)学校」「聾(ろう)学校」「養護学校」などに分けられていましたが、2007(平成19)年4月の学校教育法改正により、「特別支援学校」に制度が一本化されました。

日吉駅や綱島駅からバス1本でアクセスできる鶴見区駒岡の「鶴見養護学校」(イメージ)

横浜市立の養護学校はこの時に校名を特別支援学校に変更していますが、県立の養護学校では制度上は特別支援学校に変わる一方、「親しんだ校名を残して欲しい」(県の発表文章)との意見があったことから従来の養護学校という名は変えず、新設校のみ支援学校という名称を使ってきました。

2020年3月に「神奈川県の特別支援教育のあり方に関する検討会」(委員長:渡部匡隆・横浜国立大学教授)から「『養護学校』という校名については、特別支援学校としての教育内容や支援機能の一層の充実が求められていることを踏まえ、検討していくことが必要」「県立学校として統一感のあるものにすることが望まれる」という考え方が示されたことから県が県立23校の名称変更を決めたものです。

日吉駅からバス1本でアクセスできる中原区井田の「中原養護学校」(イメージ)

これにより、4月1日から鶴見養護学校(鶴見区駒岡4)は「鶴見支援学校」に、中原養護学校(川崎市中原区井田3)は「中原支援学校」に校名が変更となります。

【参考リンク】

県立特別支援学校の校名変更について(神奈川県)

県立「鶴見養護学校」(2023年4月から「鶴見支援学校」)の公式サイト(日吉駅や綱島駅から日93系統で「鷹野大橋」バス停下車徒歩1分)

県立「中原養護学校」(2023年4月から「中原支援学校」)の公式サイト(日吉駅から日23系統で「さくらが丘」バス停徒歩5分)


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