“3年ぶり”に「公会堂」での第九が復活、初合唱メンバーも加わり、演奏会を盛り上げます。
今月(2022年)12月11日(日)13時30分から15時30分まで(13時開場予定)、「第11回こうほく第九演奏会」(港北第九合唱実行委員会主催、佐藤誠三会長)が、大倉山駅から徒歩約7分の横浜市港北公会堂(大豆戸町)でおこなわれます。
「綱島第九」として発祥、2010(平成22)年の初開催から毎年恒例となっていた同演奏会。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、2020年の開催はおこなわれず、昨年2021年は「第九発声教室 成果発表会」として開催。
練習会場であり演奏会の発祥の地でもある「綱島地区センター」(綱島西1)の体育館で、綱島周辺地区の関係者のみを招き、収録映像をインターネット上で公開する方法で実施していました。
初心者向け講座も開講で「歌い手」の発掘・育成も
こうほく第九の草創期からアルトのソリストとして企画や合唱指導に携わってきた北澤幸(さち)さんは、「コロナの先行きが見通せない中でも、『皆と一緒に歌いたい』という強い気持ちを諦めることなく持ち続けた合唱団の皆さんと、地元商店会・関連の方々の『港北公会堂で歌わせてあげたい』という双方の熱い思いがひとつとなり、今回の公演に結びついたのだと思います」と、演奏会の復活を心から喜びます。
新型コロナ禍での活動休止もあり、合唱団の担い手の減少も懸念されたことから、「今年度は新たな試みとして『はじめての第九』という入門講座を5月と6月に全4回のコースで開講、そこからの新メンバーも加わりました」と、「第九」どころか、合唱が初めてという受講者を経験者が“気さく”に迎え入れ、“いつの間にか馴染んだ”ことでのチームワークや一体感を得られたと語ります。
「これがこうほく第九ならではのアットホームな感じだと思います。今本番に向けて指揮者・湯川先生の熱血指導に応えるべく、合唱の皆さんも頑張っています」と、レッスンの進捗について語る北澤さん。
ステージの前半を彩る「ソリストによるミニコンサート」も3年ぶりの開催、プロの声楽家らしい歌声を楽しめる予定で、多く地域内外からの「クラシック・声楽ファン」の来場を期待できそうです。
なお、チケットは前売り券・当日券ともに999円(税込)となっており、事前購入は綱島地区センターで、当日の購入は同公会堂で可能。
後半のベートーベン「交響曲第九番(第九)ニ短調」の演奏は第4楽章のみ、ピアノ連弾での伴奏でおこなわれる予定です。
【出演者】 ※敬称略
- 指揮: 湯川晃
- ソプラノ:関口志津子 ※2017(平成29)年以来の参加
- アルト:北澤幸
- テノール:松原悠馬
- バス:北村哲朗
- ピアノ:児玉ゆかり・大隝(おおしま)恵
- 合唱: 港北第九合唱団(港北第九合唱実行委員会主催「第九発声教室」参加者約70人)
- 司会:宮田佳奈
【関連記事】
・コロナ禍乗り越え“歓喜の合唱”が復活、2年ぶり「第九」が綱島から響く(2021年12月13日)※昨年は「綱島地区センター」の体育室でおこなわれた
・綱島ゆかりの2019年「第九」は12/1(日)、響きの源泉は“人とのつながり”(2019年11月27日)※第10回記念開催、コロナ前最後の「港北公会堂」での演奏会となった
【参考リンク】
・12月11日(日)こうほく第九演奏会(港北公会堂)
・【イベント開催】12/10(日)港北公会堂にて「こうほく第九演奏会」が開催されます!(綱島もるねっと)