100名規模の大合唱を年末に、綱島発祥「第九」は12/9(日)に港北公会堂で | 横浜日吉新聞

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今年一年の想い出を、100名規模の「第九」の大合唱に重ね、振り返ってみませんか。綱島地区が発祥の港北第九合唱実行委員会(佐藤誠三会長)は、今週末の(2017年12月)9日(日)13時30分から15時30分まで(開場:13時より・終演は予定)、大倉山駅から徒歩約7分の港北公会堂(大豆戸町)で、第9回目となる「こうほく第九演奏会」を開催します。

綱島地区センターでの練習の様子。幼少期から小学生時代を日吉で過ごした北澤幸(さち)さんが中心となり、「綱島第九」発足当初から、このイベントをより大きなものへと育ててきた。ピアノは大隝(おおしま)恵さん(2018年12月1日)

綱島地区センターでの練習の様子。幼少期から小学生時代を日吉で過ごした北澤幸(さち)さんが中心となり、「綱島第九」発足当初から、このイベントをより大きなものへと育ててきた。ピアノは大隝(おおしま)恵さん(2018年12月1日)

今年6月に募集が行われ、7月から計17回の練習を行い、本番に臨む「港北第九合唱団」は、今年も女性が80名、男性が18名と、ソリストも含めると100名規模での「大合唱」を楽しめるスケールでの演奏を披露します。

今回も、2015年の第6回から登壇している錦織(にしこおり)大祐さんが指揮。ソリストに、初回からの参加で、全体合唱指導も担当する北澤幸(さち)さん(アルト)、北村哲朗さん(バス)のほか、2年ぶりの復帰となる里中トヨコさん(ソプラノ)、ソリストとしては初登場となる松原悠馬さん(テノール)を迎えての公演となります。

演奏会前半に行われる「ソリストによるミニコンサート」は、司会の宮田佳奈さんと、4名のソリストピアノ伴奏の児玉ゆかりさんとの掛け合いが毎年好評を博しており、「宮田さんの絶妙のトークと、ソリストの“人となり”まで伝わってくる進行で、アットホームな時間をお楽しみいただけます」と、後半の「第九」のピアノ伴奏を連弾で児玉さんとともに担当する大隝(おおしま)恵さんも、毎年恒例となった“ミニコンサート”の楽しさを絶賛します。

元々、「綱島第九」として誕生したこの演奏会。「ミニコンサートは、元々は“2人のソリスト・コンサート”としてスタートしたんです」と、幼少期から小学生時代を日吉で過ごし、この“地域密着”の演奏会の主旨に賛同、発足当初から企画・合唱指導にも参画している北澤さんは、綱島地区センターの体育館で演奏披露も行っていた草創期の「第九」時代を、今は練習会場となった同館で懐かしみます。

12月8日の最後の練習を前に、それぞれの想いもこもる(2018年12月1日)

12月8日の最後の練習を前に、それぞれの想いもこもる(2018年12月1日)

現在、綱島近郊に在住しているピアノの児玉ゆかりさんは、「『第九』がきっかけとなり、地域の方たちと仲良くなることができました。地元の方とつながり、地元愛が目覚めました。年を重ねる毎に知り合いが増え、皆さんに感謝しています」と、「第九」があったからこそ、多く人々ともつながれたとの感謝の想いを熱く語ります。

毎年、皆さんレベルアップしているんです。ドイツの歌劇場で活躍していたバスの北村さんの指導で、“舞台語としてのドイツ語の発音”もしっかりとマスターできているんです」と、北澤さん、指揮者の錦織さんらも絶賛する、港北区民による、区民のための「第九」の響きに、今年もより熱き注目が集まりそうです。

演奏会のチケットは前売り・当日券ともに999円。購入・問い合わせは、綱島地区センター(電話:045-545-4578)へ。

なお、「第九」は、ベートーヴェン作曲「交響曲第9番」第4楽章の、冒頭など通常のオーケストラ演奏部分を一部省いての「ソロ」および「コーラス」部分(全て、伴奏はピアノ連弾)の演奏となる予定です。

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数々の試練乗り越え今年も「第九」を披露、12/17(日)午後に港北公会堂で(2017年12月15日)※昨年の記事

【参考リンク】

港北芸術祭 こうほく第九演奏会(港北公会堂のサイト)

綱島地区センター公式サイト ※問い合わせ・チケット販売先


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