<市バス春ダイヤ改正>「綱島~樽町」間は増便に、新綱島駅の開業を視野 | 横浜日吉新聞

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来月(2022年)4月1日(金)に市内全域で春のダイヤ改正を行う横浜市交通局は、綱島駅を発着する市営バスの「13系統」(綱島駅~大綱橋~樽町中央~樽野谷~一の瀬~駒岡~末吉橋~鶴見駅前)について、同駅と樽町(樽野谷)間で増発します。来年3月の新綱島駅開業を見込み、区間運転便を綱島駅まで延長するものだといいます。

川崎町田線にある「樽町中央」停留所に停車する市営13系統

綱島駅前と鶴見駅前を結ぶ市営13系統は、大綱橋から川崎町田線を経由し、「樽町中央」や「樽野谷(たるのや)」、樽綱橋に近いイオン駒岡店前の「一の瀬」(鶴見区駒岡)などを経由し、鶴見駅前まで35分から40分ほどで結ぶ路線。

綱島駅発で見ると、日中は1時間あたり3本程度の運行となっていますが、途中の一の瀬と鶴見駅前を結ぶ鶴見区内のみの区間運転便を1時間あたり2本程度設定しています。

鶴見駅前「1のりば」から発車する13系統は、途中の「一の瀬」までしか行かない便が設定されている

今回のダイヤ改正では、一の瀬までの区間運転としている便の一部を綱島駅まで伸ばすことで、平日は日中1時間あたり4本程度の運行本数を確保する計画で、綱島駅発で見ると平日・土曜日・休日とも1日あたり約8本の増便となります。

市交通局によると、これは来年3月に新綱島駅が開業することを見込んだものだといいます。

現在、同系統は綱島駅東口の「6のりば」59系統(綱島駅~横浜駅西口)や臨港バス51系統(綱島駅~一の瀬~川崎駅西口)と共用しており、発着できる回数に制限が設けられていますが、新綱島駅の開業後は同駅の新たな乗場へ移す計画です。

綱島駅東口では「6のりば」を2社局3路線で共有

そのため、今回の改正では共用する59系統などの発着と重ならない時間帯に増便を行っているとのこと。

なお、地下に駅舎や乗場が設けられる新綱島駅では、地上部に新たなバス乗場を設け、当初構想では日吉駅方面や鶴見駅方面の路線を綱島駅東口から移す計画としています。

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<綱島の市営バス路線>「13系統」で黒字が増加、「59系統」は赤字拡大(2020年9月8日、市バスでは貴重な黒字路線だったが、コロナ禍で翌年はわずかながら赤字に)

新横浜駅から大倉山・樽町へ“ローカルなバス路線”を交通局広報誌が特集(新横浜新聞~しんよこ新聞、2019年12月11日、13系統は綱島駅発とは別に「新横浜駅発」も1時間に1本程度ある)

【参考リンク】

横浜市バス「綱島駅前を発着する系統一覧」(13系統・59系統、新ダイヤも掲載)

横浜市バス「令和4年4月1日実施 ダイヤ改正について」(横浜市交通局)


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