2021年も「最速」で桃が開花、綱島東の旧家・歴史伝える池谷家で | 横浜日吉新聞

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昨年(2020年)に引き続き、「過去最速」での開花となりました。

綱島・池谷(いけのや)家の桃が開花宣言。「基準木」となる日月桃(じつげつとう)の木の前で、16代目当主の池谷道義さん

綱島・池谷(いけのや)家の桃が開花宣言。「基準木」となる日月桃(じつげつとう)の木の前で、16代目当主の池谷道義さん

綱島で桃農家を唯一営む旧家「池谷(いけのや)家」(綱島東1)では、昨年と同日の先週末(2021年)3月11日(木)に「桃」の開花を宣言

例年(3月下旬から4月上旬)より約10日以上も早く、一昨年(2019年)よりは4日早い「最早」の開花となった今年の綱島の桃。

桃の歴史を継ぐ第16代当主の池谷道義さんは、「約60本ある桃の木のうち、当家で“基準木”となる日月桃(じつげつとう)の花が、きょう(11日に)5輪花開きました」と、ソメイヨシノ(桜)の開花ともほぼ同時期となるという桃の開花が告げる春の到来を喜びます。

小さな「花桃」の木では、すでにたくさんの花たちが春の到来を愉しんでいるかのようだった

小さな「花桃」の木では、すでにたくさんの花たちが春の到来を愉しんでいるかのようだった

おおむね、開花から1週間以降に花が見頃となることが多いといい、「天候にも拠りますが、おそらく来週末(3月20日頃)が、桃の花の風景を最も楽しめる時期になるかと思います。“コロナ禍”の最中ですが、ぜひお近くを散策し、歴史ある綱島の桃の花が織り成す世界をお楽しみいただければ」と池谷さん。

昨年に引き続き、今年も恒例の「綱島桃まつり」の開催が中止になったこともあり、同家の桃の開花は、明治30年代からの百十数年もの桃栽培の歴史を感じる貴重な機会といえそうです。

周辺では東急新横浜線の建設工事やマンション建設も行われている。右手後ろのトンネル工事プラントは秋ごろまでに解体される予定とのこと

周辺では東急新横浜線の建設工事やマンション建設も行われている。右手後ろのトンネル工事プラントは秋ごろまでに解体される予定とのこと

なお、桃の花の見学は公道のみから可能となっており、「見学の際は密を避けてもらうためにも、ぶらり訪れてもらえれば」(池谷さん)とのことです。

【関連記事】

<見頃は来週後半>綱島の桃が「最速」の開花宣言、歴史継ぐ旧家・池谷家で(2020年3月13日)※昨年の記事

【参考リンク】

池谷桃園のサイト


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