夢見ヶ崎動物公園、10/30(金)夜のNHK「ドキュメント72時間」に登場 | 横浜日吉新聞

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NHKのドキュメンタリー番組に「夢見ヶ崎動物公園」が登場することになりました。NHK総合で毎週金曜日の22時45分から約30分間にわたって放送されている「ドキュメント72時間」の今週(2020年)10月30日(金)放送分では、「川崎 丘の上の動物公園」とのタイトルで夢見ヶ崎動物公園(幸区南加瀬1)が舞台となっています。

10月30日(金)に放送する「川崎 丘の上の動物公園」の内容を紹介するページ(NHK「ドキュメント72時間」の公式サイトより)

ドキュメント72時間は3日間(72時間)にわたって同じ場所にカメラを置き、そこへ訪れた人の人間模様を映し出す番組として2013年にスタート。“普通の人々”にマイクを向け、さまざまな背景や事情、個人的な思いを丁寧に聴いていくスタイルで、華やかな演出は一切なく、ナレーションも最小限としているのが特徴です。

今週10月30日(金)の「川崎 丘の上の動物公園」では、“動物園”に近い存在ながら、公共公園として年中24時間にわたって誰もが自由に訪問できる「夢見ヶ崎動物公園」にカメラを設置。

新型コロナで遠出しにくい中、家族サービスとして訪れる人や、人生の節目のたびにここに来るという女性。園の動物ではなく、自然豊かな丘の野生の生き物を楽しみにくる若者もいる。地元の人たちにとって、普通でありながら特別な場所で3日間、耳を傾ける」(同番組公式サイトより)とのことです。

広大なスペースを持つ夢見ヶ崎動物公園は周辺住民の憩いの場となっている。園内には60年近く前からある展望台も(2018年)

古墳群でもある「加瀬山」と呼ばれる丘の上に、東京ドーム約1.4個分という広さを持つ大型公園として1957(昭和32)年に設置された夢見ヶ崎公園(当時)。川崎市が政令指定都市へ移行したことを記念し、1972(昭和47)年にシカや猿などの動物コーナーを設けたことを契機に現在まで“動物公園”としての役割も担い続けています。

園内には高さ17メートルの戦没者慰霊塔に加え、1961(昭和36)年の設置当時は市内が一望できた展望台、同じ敷地内に古くからある寺社など、60年超の歴史をともに見守ってきたスポットが多いだけに、利用者から懐かしい話が飛び出すことも考えられます。

桜の名所でもある夢見ヶ崎動物公園だが、今年は満開になっても人の姿はほとんど見られなかった(3月28日)

1年前の(2019年)秋にはイベント開催直前に襲った台風19号で倒木などの被害を受け、今年は春以降の新型コロナウイルス禍でイベントの中止などの制限を受けてきた夢見ヶ崎動物公園良質なドキュメンタリー番組で取り上げられることにより、その魅力を広く再認識できる機会となりそうです。

番組は10月30日(金)22時45分からの本放送ほか、11月7日(土)の11時25分からは再放送も行われる予定です。

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【参考リンク】

NHK「ドキュメント72時間」の公式サイト

夢見ヶ崎動物公園の案内ページ(川崎市)


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