鉄道のまち・新川崎をめぐる「スタンプラリー」、10/10(土)から1カ月超 | 横浜日吉新聞

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鉄道のまち・新川崎の周辺を歩いてみませんか。川崎市幸区は、今月(2020年)10月10日(土)から「鉄道でハグくむ幸2020」と題し、新川崎駅周辺の“鉄道関連スポット”をめぐるスタンプラリーを11月24日(火)までの期間に行います。子どもと楽しむ秋のウォーキングコースとしても使えそうです。

「鉄道でハグくむ幸2020」のスタンプ設置場所(同イベントの案内ページより)

このスタンプラリーは、GPS機能が付いたスマートフォンを活用し、新川崎駅周辺の5スポットと、川崎駅周辺の5スポットをめぐってスマートフォン上から“スタンプ”を集めていくもので、3カ所以上集めると「JR貨物ノベルティ」(先着3000人)または「鉄道貨物協会ノベルティ」(同500人)の特典がもらえます。

また、5カ所以上を集めて応募するコースもあり、こちらは「JR南武線車両基地見学ツアー」(8組)や「ホテルメトロポリタン川崎 ペア宿泊券」(1組)、「鉄道グッズ福袋」(20人)、「4in1ボールペン」(100人)などが抽選で当たるとのことです。

北加瀬側と新川崎駅をつなぐ「鹿島田こ線歩道橋」からは信号所や新鶴見機関区が一望できる

新川崎駅周辺のコースでは、近くの鹿島田こ線歩道橋から貨物列車の「新鶴見機関区」が一望できる新川崎駅がスタート地点。

貨物列車が真横を走る「新川崎ふれあい公園」(駅徒歩15分、新川崎1)に立ち寄り、北加瀬2丁目のJR東日本傘下による再開発地「コトニアガーデン」を経由して、「夢見ヶ崎動物公園」へ。動物だけでなく、東海道新幹線が遠望できるスポットとしても知られます。

2019年11月末からは貨物線に「相鉄・JR直通線」の電車も通るようになった、写真右側は新川崎交通広場側の商業施設「シンカモール」

夢見ヶ崎動物公園の南加瀬側からの出入口近くにある「日吉合同庁舎」(南加瀬1)へ至るというのがおすすめルート。期間中は日吉合同庁舎で鉄道に関する特集展示も行われるといいます。

このほか、新川崎駅近くのスタンプスポットには、昨年(2019年)1月に完成したインキュベーション拠点「AIRBIC(エアビック=かわさき新産業創造センター)」の至近にある「電車の見えるさんかくひろば」(小倉1、最寄りバス停は「杉山神社入口」)も設定されています。

新川崎駅の周辺は、かつて“東洋一”と称された「新鶴見操車場」(現「新鶴見信号場」)が1929(昭和4)年に完成し、貨物輸送の一大拠点として発展してきた歴史があります。

今も一大貨物駅だった頃の名残があるJR貨物の「新鶴見機関区」

現在も残る新鶴見機関区や周辺のJR社宅(コトニアガーデン付近)などがその名残で、そうした歴史を感じながら歩くのも楽しそうです。また、昨年(2019年)11月末からは、貨物線に「相鉄・JR直通線」の電車も走るようになっており、貨物列車だけでなく、相鉄や埼京線の電車を見ることもできます。

なお、スタンプラリーのほかにも、小学生以下を対象とした「ぬり絵コース」もあり、こちらは先着200人にJR東日本の「オリジナル色鉛筆セット&ぬり絵付き自由帳」が特典となっています。

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北加瀬の「コトニアガーデン」に全13テナント開店、4/21(土)にまちびらきイベントも(2018年4月3日、JR東日本の社宅跡地を再開発)

日吉駅からバス1本、新川崎駅近くに大型インキュベーション拠点「AIRBIC」が完成(2019年1月21日、「電車の見えるさんかくひろば」至近、館内にレストランなどあり)

【参考リンク】

10月10日(土)~11月24日(火)「鉄道でハグくむ幸2020【スタンプラリーコース】の案内」(幸区)

10月10日(土)~11月24日(火)「鉄道でハグくむ幸2020【ぬり絵コース】の案内」(幸区)

新鶴見操車場の紹介(幸区)


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