<コロナ対策>朝ラッシュの東横線・目黒線は「各停」が“ゆったり”で安心か | 横浜日吉新聞

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新型コロナウイルスへの感染が完全に収束していないなか、平日朝のラッシュ時間帯に東横線や目黒線で渋谷・目黒方面へ行かざるを得ない場合、「各駅停車」に乗るのが比較的“安心”な混み具合となっているようです。東急電鉄は今月(2020年)6月2日時点での時間ごとの混雑状況をこのほど公開しました。

朝ラッシュ時間帯の綱島駅

東急電鉄は、東横線の中目黒駅に7時から9時30分までに到着する列車の混雑度合いを公開しており、綱島駅で見ると6時41分発(各停)から9時6分発(急行)までの列車、日吉駅では6時44分発(各停)から9時17分発(通勤特急)までの列車がそれぞれ該当します。

これによると、全時間帯で各駅停車は「ゆったり立つことができる」となっているものの、通勤特急と急行は多くの時間帯で「少し混んでいる」という状態。なかには「肩が触れ合う」までに混む時間帯もあるとのこと。

綱島駅と日吉駅の発車時刻では、以下の列車が「肩が触れ合う」という状態になる可能性があるとみられます。

  • 綱島7:01発/日吉7:03発急行(所沢行)」(中目黒7:20着/渋谷7:24着)
  • 日吉7:48発通勤特急(川越市行)」(中目黒8:07着/渋谷8:11着)
  • 綱島7:51発/日吉7時54分発急行(小手指行)」(中目黒8:14着/渋谷8:18着)
  • 日吉8:49発通勤特急(池袋行)」(中目黒9:05着/渋谷9:09着)

東横線の朝ラッシュにおける6月2日調査時点の混雑状況(東急電鉄公式サイトより)

一方、「各駅停車」ゆったりと立つことができる程度の混雑とされていますが、急行や通勤特急と比べて目的地まで時間を要することになります。

たとえば、日吉駅から中目黒駅までは19分で走る列車がある一方で、列車が詰まっている時間帯には25分~26分を要する列車も多く、なかには日吉7時15分発(綱島7時12分発)の各駅停車(渋谷行)のように、中目黒まで30分かかってしまう列車も存在しており、各駅停車の利用時は時間的な余裕が必要です。

目黒線でも日吉駅7時5分発から同9時3分発までの列車を対象にした混雑状況が公開されています。

目黒線の朝ラッシュにおける6月2日調査時点の混雑状況(東急電鉄公式サイトより)

これによると、急行は日吉駅8時20分発の浦和美園行と8時25分発の高島平行を除いて、同時間帯のほとんどが「少し混んでいる」という状態です。

各駅停車では、日吉駅7時51発の浦和美園行以外は「ゆったり立つことができる」となっており、目黒線でも各駅停車は、それほど混雑していないとされています。

朝ラッシュ時間帯の日吉駅から目黒駅までの所要は、急行が20分から22分と差が小さいことに対し、各駅停車は列車によって23分から28分と差がみられます。

今年2月下旬までは日常だった“コロナ前”のように、朝の数分を削るのではなく、各駅停車で余裕を持って通勤・通学ができるような行動が今は必要なのかもしれません。

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<着ぶくれ冬場の通勤>日吉・綱島から乗りたくない朝の「大混雑列車」ワースト3(2018年11月7日、一昨年冬時点での列車別の混雑状況)

マスクは不足し満員電車も懸念、「新型コロナ」にどう対処すればいいのか(2020年2月25日、新型コロナウイルス流行当初の記事)

【参考リンク】

綱島駅時刻表(平日・渋谷方面)

日吉駅時刻表(平日・渋谷方面)

日吉駅時刻表(平日・目黒方面)

【6月12日更新】東急線の駅・車内のお客さまのご利用状況についてPDF


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