港北ニュータウン内の日帰り温泉がリニューアルしました。地下鉄グリーンライン(ブルーライン)センター北駅から徒歩6分のショッピングセンター港北みなも(都筑区中川中央2)内の3階にある「港北天然温泉ゆったりCOco」(旧:港北天然温泉スパガーディッシュ)が改装に伴う休業期間(11月26日から12月7日)を経て、今月(2018年12月)8日に再オープン。
新たに、家族で過ごせるキッズ向けペースの拡充や、館内各所で手にすることができるマンガを中心とした書籍約3万冊に増やすなどのサービスを展開しています。
同館は、東急不動産ホールディングス(東京都港区)の株式会社東急スポーツオアシス(同区)が、同館に隣接する東急スポーツオアシス港北の利用者にも開放・運営している施設。
今回の改装は、「近郊に増えている競合の温浴施設を意識したもの」(同館)と、多く年齢制限を設けている近郊の施設とは異なる、子育て世代をメインターゲットに据えた戦略強化により実現したものだといいます。
まずは家族で過ごせるスペース「ゆったりパーク」。これまで「リラクゼーションルーム」としていた休憩スペースに設置していた60席以上のテレビ付きマッサージチェアをなくし、新たにハンモックやベンチを配置。絵本やマンガなどを手にとり“ゆったりと”過ごせるように改装しています。
また、4階にあった、これまでのじゅうたん敷きの「多目的ルーム」を、木目調が優しい雰囲気を醸(かも)す、フローリングの「ココランド」に。新たにボールプールやロープネットを設置するなど、子どもたちが“のびのび”遊べるスペースとして変更しています。
さらにこれまでの「マンガコーナー」を、よりゆっくり読書を楽しめる「ゆったりベース」として、“押し入れ”風のウッドボックス席を新設。これまで約1万冊用意していたというマンガや雑誌、子どもたちが親しめる絵本など、館内各所に新たに分散設置した本棚も合わせると、約3万冊と大幅に蔵書数を増やすという“一大チャレンジ”も敢行しています。
同館支配人の友井政彦さんは、「港北天然温泉は、2007年に開業して以来、11年間地域の皆さまに親しまれてきました。近年のライフスタイルの多様化もあり、家族で過ごしていただける場を、温浴施設にプラスして提供できればと、今回の改装に取り組みました」と、“家族で過ごせるより豊かな時間”にこだわったという施設のリニューアル理由について言及します。
「日吉や綱島、高田エリアからもアクセスしやすい同温泉に、ぜひご来館ください」と、同館は、これまで以上の“家族連れ”での来訪も、多く近郊エリア在住の人々に呼び掛けています。
なお、同館は、地下1503メートルまで掘削・汲み上げた褐色・掛け流しの天然温泉や、天然温泉に炭酸を混ぜ合わせた炭酸風呂が特に人気を博しており、マッサージバスや露天風呂など男女合わせて21湯を設置。館内にはボディケアやリフレクソロジー・ヘッドスパ、エステや家族風呂、キッズルームやレストラン・カフェなども併設しています(キッズルーム以外は料金別途)。
入館料は大人(中学生以上)90分(タオル・館内着セットなし)で860円(平日)、1040円(土日祝)。フルタイム(同セットあり)で1280円(平日)、1460円(土日祝)、子ども(3歳以上小学生まで)はフルタイムのみ(全日、同セットなし)で640円、価格はいずれも税込。
3歳未満およびオムツ着用の子どもは大浴場の利用はできませんが、源泉かけ流しだという家族風呂を貸切で利用可(要予約)。休館日は偶数月の第1水曜日とのことです。
【参考リンク】
・港北天然温泉ゆったりCOco公式サイト(株式会社東急スポーツオアシス)