都営三田線は「8両化」の方針を決定、東急目黒線とメトロ南北線の対応が焦点 | 横浜日吉新聞

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日吉駅での三田線車両

都営三田線の車両は日吉駅まで乗り入れている(日吉駅)

都営三田線を現在の6両編成から8両編成に増強することを東京都が正式に決め、今年度(2018年)から駅施設の改修などに着手する方針を示しています。相互乗り入れしている東急目黒線も含めて沿線開発が進み、乗客増加が見込まれていることを理由としています。

山手斉交通局長が今年3月26日に都議会予算特別委員会の場で正式表明していたもので、2023年3月までに相鉄・東急直通線の開通が予定されており、さらなる乗客増が予想されていることも背景にあるとする一方、実施時期については現時点で明らかにしていません

東急目黒駅ではあらかじめ8両編成化に対応したとみられるホームの未利用スペースがある

三田線と相互直通運転を行っている東急目黒線や東京メトロ南北線では、8両化に関して正式な発表はありませんが、昨年5月に三田線沿線である板橋区から選出された都議会議員が文章質問の形で都側に8両編成化への対応を求めたところ、都は東急電鉄などの相互直通運転を行っている各社と昨年3月から協議を進めていることを説明しています。

現在、三田線の車両は日吉駅まで乗り入れており、8両編成化した場合は日吉など目黒線の各駅でもホームなどの設備工事が必要になるため、相互直通運転を行う東急と東京メトロの対応に注目が集まります。

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