都内の博物館・庭園などに入場&割引「ぐるっとパス」、横浜中心部の施設へも拡大 | 横浜日吉新聞

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東京都内にある博物館や美術館、動物園、水族館、庭園などの入場券や割引券が90施設分以上が綴られて2200円という「ぐるっとパス」。2003年の発売以来、参加施設は拡大を続けていますが、来月(2018年4月)1日の発売分から横浜市内中心部の3施設が加わり、計4施設で使えるようになります。都心部へも横浜市内中心部へも行きやすい日吉や綱島では、春の散策や行楽時に有効活用できそうです。

「ぐるっとパス」には92施設の入場券や割引券が綴られている(2018年のチラシより)

「ぐるっとパス」は、1冊買えば複数の施設に入場できたり、割引が受けられたりする特別な“パス”として、「江戸開府400年」の記念事業で始まりました。当初は都心部にある31施設のみの参加でしたが、発売から15年超を経て参加施設は都心部以外へも拡大。現在では多摩エリアや横浜、千葉、埼玉にまで広がっています。

2018年の発売分からは、前年から参加している「横浜美術館」(みなとみらい)に加え、「そごう美術館」(横浜駅東口そごう内)、「帆船日本丸/横浜みなと博物館」(みなとみらい)、「神奈川県立歴史博物館」(馬車道、4月27日まで休館中)が新たに参加し、計4施設で使えるようになりました。常設展以外は別途料金が必要な場合もあります。

4館の入館料を合わせても2000円には届かないため、横浜市内だけで“モト”を取ることはできませんが、都内中心部で参加している80以上の施設のうち、上野動物園(大人600円)や江戸東京博物館(常設展600円)、葛西臨海水族園(大人700円)、旧岩崎邸庭園(大人400円)など著名施設への入場も可能なので、2施設ほどへ訪れるだけで得をすることになりそうです。

「ぐるっとパス」は1枚2200円で最初の利用日から2カ月間有効(2018年のチラシより)

発売期間は来月1日から翌年(2019年)1月31日まで。最初の利用日から2カ月間有効で価格は2200円(子ども料金なし)。参加している92施設のどこでも購入が可能です。

このほか、東京メトロの「24時間券」が2枚とぐるっとパスがセットになった「東京メトロ&ぐるっとパス」(2870円)や、都営交通の1日乗車券「都営まるごときっぷ」2枚とセットになった「都営deぐるっとパス」(2870円)もそれぞれ東京メトロや都営地下鉄の駅定期券売場などで販売されています。なお、中目黒や目黒、渋谷駅での発売はありません。

【参考リンク】

「ぐるっとパス2018」4月1日(日)発売(東京・ミュージアム ぐるっとパス事務局)

2018年版「東京メトロ&ぐるっとパス」(24時間券2枚とセットで2870円)

2018年版「都営deぐるっとパス」(都営まるごときっぷ2枚とセットで2870円)


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