地元食材活かす「日吉バーガー」が誕生、中央通り沿い・夕方から営業のカフェで | 横浜日吉新聞

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横浜日吉に「ご当地バーガー」が誕生!日吉周辺で生まれた食材を活かし、作られた「日吉バーガー」は880円(価格はいずれも税別)。ドリンク類は500円から。セットメニューの設定はないが「少しずつ、盛り合わせの内容もアレンジしていきたい」と代表の西垣さん

横浜日吉に「ご当地バーガー」が誕生!日吉周辺で生まれた食材を活かし、作られた「日吉バーガー」は880円(価格はいずれも税別)。ドリンク類は500円から。セットメニューの設定はないが「少しずつ、盛り合わせの内容もアレンジしていきたい」と代表の西垣さん

日吉生まれの新たな「ご当地バーガー」を作りたい――店主の長年の夢が結実し、新店舗がオープンしました。日吉駅西口から徒歩約1分、日吉中央通り沿いのラーメン店・壱角家の隣、ウイング日吉ビルの地下1階に、「日吉バーガー×ライブカフェバー64Diner(ロクヨンダイナー)」(日吉本町1)がきのう(2017年)12月7日にオープンしました。

「地産地消」をテーマとしたハンバーガーに挑戦したのは、同店を経営する日吉在住の合同会社TENKEI(日吉4)代表・西垣秀樹さん

西垣さんは大阪生まれ。社会人になり綱島に居住。東京のホテルや飲食店の経営コンサルティングを行うベンチャー企業などで勤務した経歴を活かし、横浜関内(中区)で飲食店経営を開始したといいます。

西垣さんは、2008年5月から「串揚げえぐし」を経営していた。故郷・大阪の味覚をゆったりと味わってもらえる店の運営を心掛けていたという(2017年11月22日閉店)

西垣さんは、2008年5月から「串揚げえぐし」を経営していた。故郷・大阪の味覚をゆったりと味わってもらえる店の運営を心掛けていたという(2017年11月22日閉店)

しかし、より長く事業を行うのに最適な場所をと考えた時、既に綱島から移り住んでいた「この街・ここ日吉で(新店をオープンしたい)と思いました」と、今から10年前の2008年5月に、今回の新店舗と同じ場所で「串揚げえぐし」を開店。

大阪出身ということもあり、出身地である「関西の郷土料理」としての串揚げを「より美味しく、そしてよりヘルシーに味わってもらいたかったんです」と、日吉周辺の来客の味覚に合うようにと工夫しながら提供してきたといいます。

この「串揚げえぐし」を立ち上げた頃から、「いつかは、この地域に“遺せるものを”」と夢に描いてきたとのこと。

音楽のプロフェッショナルを志していた時期もあったという西垣さん。今もライフワークとなっている音楽や芸術についての価値観を共有できるような「昔を懐かしみながら、少し演奏してしまう」といった空間が理想的とのこと。店内は、自身乗っているというバイク“ハーレー”の聖地・アメリカの「ルート66」沿いも意識しアレンジしたという

音楽のプロフェッショナルを志していた時期もあったという西垣さん。今もライフワークとなっている音楽や芸術についての価値観を共有できるような「昔を懐かしみながら、少し演奏してしまう」といった空間が理想的とのこと。店内は、自身乗っているというバイク“ハーレー”の聖地・アメリカの「ルート66」沿いも意識しアレンジしたという

タワーマンションで活況を呈す武蔵小杉や、相鉄東急直通線(2023年3月末までに開業予定)の開通で新駅ができる綱島と比較しても日吉がこのまま取り残されてしまうという危機感を持ったという西垣さん。

「2020年開催の東京オリンピックで、この日吉がイギリスのキャンプ地になることなどでも、街を盛り上げられたら。日吉は“ポテンシャル”のある街。この街も変わっていかねばと思っています」と、日々日吉周辺エリアの“これから”についても思案しているといいます。

街の未来を憂慮する気持ち、そしてこれからの未来を切り開くべく、多く日本の地方や地方都市にあって、日吉にないものについて熟慮していた頃に、いわゆる“庶民的なご当地グルメ(B級グルメ)”ブームも到来。

都会に住んでいるからこそ、「次の世代のために」と、地域ブランドとしての「日吉バーガー」のアイデアを、具体的には約2年前から練りはじめます。

店のコンセプトも「これまでの店は社会人向けで、学生さん向けのお店でなかったこともあり、これからは学生さんも含めた“出会いの場に”」と、ちょっとしたコミュニティー・スペースとして、また、自身の趣味でありライフワークでもあった「音楽」や「舞台演劇」といった“芸術”を気軽に分かち合える空間としての「ライブカフェバー」として、「少しギターを奏でたり、一人芝居ができるようなご当地バーガー店」をオープンできないか、との夢を描いてきたといいます。

「64(ロクヨン)バーガー」は牛肉と豚肉の合挽(あいびき)肉を使用することで640円という価格を実現。「採算は厳しいですがロクヨンで」と西垣さんが研究し尽くしたパティ(お肉)をしっかりと挟むバンズ(パン)、ソースによる独特の味わいが特徴

「64(ロクヨン)バーガー」は牛肉と豚肉の合挽(あいびき)肉を使用することで640円という価格を実現。「採算は厳しいですがロクヨンで」と西垣さんが研究し尽くしたパティ(お肉)をしっかりと挟むバンズ(パン)、ソースによる独特の味わいが特徴

そして、「大手チェーンにないもの」「地域で一番優しい、元気な店」として、高級品のイメージがある「グルメバーガー」をより手頃な価格で提供したいとの工夫から開発を続けてきたご当地バーガーの答えは、「64(ロクヨン)だったんです」と、“ハンバーグの肉の配合”についての秘策を明かします。

西垣さんによると「グルメバーガー店の多くは、通常100パーセント牛肉使用を謳(うた)っているのですが、当店は『牛肉6、豚肉4』の割合で合挽(あいびき)パティ(お肉)を作り、味に関しても研究を重ねて、自慢の一品を作り上げました。採算を考えると厳しいのですが、国産の肉を使用しているんです」と、定番商品となりそうな「64(ロクヨン)バーガー」の値段は、その名の通り640円(価格はいずれも税別)に設定。

より手軽な価格にて“多くのお客様に親しんでもらいたい”との理念で、店名にもこの比率の響きを採用したといいます。

そして、「日吉バーガー」(880円)“徹底的に地元から”とこだわった西垣さんがチョイスした食材は、下記の通り。

64(ロクヨン)ダイナーの看板メニュー「日吉バーガー」(880円)は、“徹底的”に日吉周辺の食材を使い、日吉でコラボレーションを完成。新たな“ご当地グルメ”になるかに注目が集まる

64(ロクヨン)ダイナーの看板メニュー「日吉バーガー」(880円)は、“徹底的”に日吉周辺の食材を使い、日吉でコラボレーションを完成。新たな“ご当地グルメ”になるかに注目が集まる

<日吉バーガーの食材>

  • バンズ(パン):ブルーコーナー(都筑区仲町台)プロデュースのブリウォッシュ
  • レタスなどの葉物:株式会社横浜環境デザイン(新横浜3)の都筑区産の無農薬水耕野菜
  • 小松菜:元住吉(川崎市中原区)
  • 玉子:箕輪養鶏場(高田町)
  • 味の決め手のソース:綱島の名産「桃」をヒントにペーストを添加したオリジナルタルタルソース

*季節による変更もあるとのこと

64Dinerの看板キャラクター「おさるさん」の正式名はまだ未定。「猿山のボス、ではありませんが、若い頃大好きなギターを弾いていた、好きなものに夢中になれるような楽しさ、ワクワク感、そして地域での“ボス的”な存在感をイメージしています」と西垣さん

64Dinerの看板キャラクター「おさるさん」の正式名はまだ未定。「猿山のボス、ではありませんが、若い頃大好きなギターを弾いていた、好きなものに夢中になれるような楽しさ、ワクワク感、そして地域での“ボス的”な存在感をイメージしています」と西垣さん

日吉でコラボレーションを完成させました。地産地消にこだわる日吉生まれの“日吉バーガー”を、ぜひ多く皆様に召し上がっていただければ」と西垣さん。

先月(11月)22日で閉店した「串揚げえぐし」では、予約制の少人数の来客に対応していたため、「64Dinerでは、おそらく一般来店が多いことが予想されることから、これまでの店舗運営とは全く異なる挑戦となりますが、テイクアウトや将来的なデリバリー・サービス化なども視野に入れ、地域の皆様に親しんでいただける店を目指したい」とのこと。

新しい店のオープンに、地域貢献の想いを込める西垣さんの“挑戦”は、新たなビジネス・モデルを考える多くの飲食店経営者にとっても、大きなヒントになりそうです。

<営業案内>
営業時間:16時~23時(ラストオーダーは22時30分)*カウンター含め全18席。ランチタイム営業なし。当面は不定休。電話予約でのテイクアウトも歓迎とのこと

【参考リンク】

64Diner(ロクヨンダイナー) ~日吉バーガー・ライブ・カフェバーの公式サイト(合同会社TENKEI)※日吉駅西口より徒歩1分、日吉中央通り「壱角家」の角を右折しすぐの地下1階


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